« 2008年09月 | メイン | 2008年11月 »

2008年10月 アーカイブ

2008年10月01日

犬の衣替え



 今日から10月だからね。人も犬も、衣替えしないと。


 うちの犬は、基本的に野生児だ。服を着せても、すぐに脱ぐ。サンタの服なんて、1分もたなかった。そんな状態だから、服を着せようなんて気はすっかりうせていた。うちの娘が、プレゼントだと言ってこの服を買ってきたときも、まさかおとなしく着てくれるとは思わなかったし、それがこんなに似合うなんて、想像だにしていなかったのだ。


 最近、一緒に飼っているダックスのチョコくんがやたらとマロに発情し、マロの背中の毛を噛んでベトベトにしてしまう。このままではマロがあまりにも気の毒だということになり、娘が買ってきた服を着せることにした。いつも大暴れのマロくんだが、このときばかりは彼も「ぜひお願いします」と思ったのか、前足をバンザイしてとても協力的だった。


f:id:mica:20081002074900j:image


2008年10月02日

 メガネ/ダイエット/黒定食



 これまで、ピンクの縁取りが愛らしいミュウミュウのメガネをかけていた。おそらく、「キューティ・ブロンド」の映画にハマっていた時期に購入したのだろう。当時、パワフルでかわいいエルのキャラクターにぞっこんで、少しでも近づきたいと旧型のiBookを買ったり、ピンクの小物を集めたりしていた覚えがある。このメガネも、以前の私だったら決して手を出さないような甘いデザインだ。


f:id:mica:20081003130741j:image


 ずっと気に入って使っていたが、ある日、ふと思った。確かにオフタイムなら、こういうかわいいメガネで自分を楽しむのもいいだろう。しかし、オンタイムにこれはどうだ? 見ようによっては、ふざけて見えないか?


 そんな訳で、もうひとつメガネを作ることになった。9月28日、ヨドバシ秋葉原店にいったついでに「メガネの愛眼」に立ち寄り、クールな縁なしメガネを購入した。メーカーは、アニエスb(そういえば、私はアニエスbとコムサ・デ・モードがよほど好きらしく、身につけるものは大抵このどちらかだ)。本日、メガネをとりにいく予定になっていたので、仕事帰りにヨドバシに向かった。


 ところで、最近わたしはまた、ダイエットを始めた。今やっているのは、同僚のカコさんに進められたカミングダイエット。ランチをこれに置き換えるだけで、かなりの減量になる。たしかに、よく噛んで食べるせいか、ランチのあとしばらくは空腹感がない。しかし、さすがに夕方を超えるとだんだん元気がなくなってくる。


 今日も、愛眼に立ち寄った頃にはすっかりおなかがペコペコで、思わずレストランフロアにある「安全・安心・健康 さんるーむ」に立ち寄った。リンク先のページにもあるが、ここはいわゆる健康を重視したレストランで、一品あたりのカロリーが低めだ。私はとくに、ここの「黒定食」が好き。黒酢を使ったり、黒胡麻を使ったおかずが、ちまちまとたくさんついてくる。そんなにボリュームはないけれど、目も心も舌も、すっかり満足した。


f:id:mica:20081002185100j:image


2008年10月03日

Googleカレンダーとの同期/私のiPod touchは自立している



 今さらだが、iPod touchをPDA的に使ってみようかという気になりつつある。昔、Palmの本を一緒に執筆した『いとうあき』さんが、最近Visor EdgeからiPod touchに乗り換えたそうで、「Palmdesktopのアドレスと予定表のデータをアドレスブックとiCalに移行し、touchに同期した」とのこと。これを聞いて、やる気がムクムクと芽生えてきてしまったのだ。


 私が挑戦したいのは、Googleカレンダーとの同期。アプリやサービスを使わなくても、デフォルトで同期するという噂を耳にしたことがあるのだが、その方法がわからずに挫折。簡単に同期できる方法はないのかと探してみたところ、こんな便利なサービスがあった。



 このページにアクセスし、ユーザー登録した後、iPhoneの「設定」にある「メール/連絡先/カレンダー」を開き、Gmailのアドレスをアカウント追加して同期設定を行っておけば、Googleカレンダーの情報が定期的に自動で取得され、それがカレンダーに入るようになる。


 ということで、何の苦もなくiPod touchとGoogleカレンダーが同期できるようになってしまったので、もうすっかり満足。アドレスについては「ま、ケータイにはいっているからいっか」と、まるでやる気にならない。


 ところで、iPod touchで私が今最高に気に入っているアプリは「Koi Pond」である。これは、ただ池の中を鯉が泳ぐというだけのものだが、指で触ると水面が揺れたり、touchを振ると餌があげられたりと、地味だがなかなか楽しめる機能がついている。iPhoneだと涼しげな音が楽しめるそうで、こんなところでスピーカーがついていない口惜しさを味わいたくない私は、先日購入したブロック型のスピーカーを装着して遊んだ。実はこれ、スピーカー側を床に置くと、touchが自立するという優れもの。会社のデスクの上にこうやって立たせているだけで、なんとなく気分がなごむ。


f:id:mica:20081003150400j:image



VERSOS iBlock SPEAKER 黒 BB5002-BK

VERSOS iBlock SPEAKER 黒 BB5002-BK



  • 出版社/メーカー: VERSOS

  • 発売日: 2008/12/26

  • メディア: エレクトロニクス




2008年10月04日

容疑者Xの献身



 初日、朝いちの回を予約して鑑賞。この日を、一年もの間、待っていたのだ。もう一秒たりとも待つ気はない。


 ところで、映画をひとつのレジャーとしてとらえるならば、映画館自体もしっかり選んだほうがいい。豊洲ららぽーとにある「ユナイテッド・シネマ豊洲」は、広くてきれいでサービスも完璧。このところ行った映画館の中ではダントツだった。これまでずっと有楽町や新宿の映画館をねらっていたが、これからはここにしようと思った。


 映画の内容については、今ここでネタバレするわけにはいかないので、詳しいレビューは後日にとっておこうと思う。ただひとつ言えるのは、原作に感銘を受けた読者を裏切るような内容ではなかった、ということ。あの天才石神をやる役者が堤真一だと聞いて、最初はミスキャストだと思ったが、映画を見て納得。一緒に見に行った娘いわく、「あのかっこいい堤さんが、気持ち悪い石神をめちゃくちゃ気持ち悪く演じているところが、とってもかっこよかった!」そうだ。


 最後は、ただただ号泣(私ではなく。私が映画を見て泣くことは滅多にありません。だれが『号泣』したのかは…映画を見ればわかります)。なにもかもが切なくて、悲しくて、でも少し嬉しくて。原作を知っている人も、原作を知らない人も、これはぜひ見ておいたほうがいい。



容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)





2008年10月05日

安楽椅子探偵と忘却の岬



 「容疑者Xの献身」から始まり「ガリレオ エピソードゼロ」、そして「安楽椅子探偵と忘却の岬」と、ミステリ三昧だった週末。実を言うと、「容疑者Xの献身」&「安楽椅子探偵」は1年も前から楽しみにしていた。せっかくだから、もう少し間を空けてやってほしかったと思うのは、私のわがままなのだろうか。いや、きっと多くのミステリファンが、同じことを思っただろう。


 ここで、知らない人のためにちょっとご説明を。「安楽椅子探偵」シリーズは、綾辻行人と有栖川有栖というミステリ作家が、視聴者に対する挑戦として放映するミステリドラマ。問題編と回答編に分かれていて、二週に渡って放映される。問題編を見た視聴者は、与えられた期限までに犯人と推理プロセスを書いた回答を番組に宛てて応募すると、その回答の中から「正解」かつ「エレガントな」回答に対し、50万円という賞金が与えらる。


 これまで数年に一度という割合で放映されるので、リアルタイムで挑戦できるのは、我が家的にはこれが初めてだ(と思う)。そういったわけで、DVDで同シリーズの大ファンになった息子を中心に盛り上がるだけ盛り上がった我が家。当日は昼過ぎに息子がやってきて、みんなで昼食を済ませ、13時に番組が始まったと同時に、それこそ正座する勢いで番組に集中していた。


 番組中も細かくメモしていた息子、15時に番組が終わると同時に、メモを見ながら何度もHDDレコーダーに録画した番組を見直し、あらゆる推理を繰り広げていた。その間、私はひたすらおやつを出したり、夕食やお酒を出してみたり。ひたすらエネルギーの供給に努めた(私自身は、とうにギブアップ。こういう論理的思考が求められるタイプのミステリは不得意なのだ)。


 彼が21時過ぎに帰るまで、あまり何度も同じシーンを繰り返し再生するので、もう台詞も風景もCMさえも、すっかり暗記してしまった。結局、まだ結論は出ていないけれど、回答締切は水曜なので、それまでにはなんらかの答えを出し、応募しておこうと思う。50万円は無理でも、参加したという満足感を味わってみたいから。回答編は、今度の日曜日。息子はまた、お昼すぎに現れるのだろうか。


追記:これからでも挑戦したい方。ネットで動画が配信されています→http://shop.asahi.co.jp/anraku/


2008年10月06日

iPod touch /iPhone おすすめアプリ



 最近、気に入っているアプリを2つ紹介しよう。1つは「Ambiance」という、環境ソフト…なのかな。birdやCityやRainの中から1つ選んでStartをタップすると、その音がする。有料アプリなんだけれど、音の種類は豊富だし、とてもリアルだ。仕事中、ちょっと集中したいときに聴くと、外や室内のノイズが全く気にならなくなるばかりか、音によっては集中力を促すものもある。好みによるだろうが、わたしはOwlとRain-Porch、Fire-smallが好き。子供の頃、自分の部屋で聞いていた音とよく似ていて、自然と自分の世界に入っていけるような気がするのだ。


f:id:mica:20081007125849j:image


 もうひとつ気に入っているのは、「iStorage」というアプリ。これ、おそらくFTPアプリなのだと思う。iPodの中にあるファイルをサーバーにアップしたり、そのサーバーにあるファイルをダウンロードしたり、閲覧したりできるというものだ。ネットワーク設定でiDisk(mobile meで使えるサーバー)を指定しておけば、iDiskにあるファイルが共有できる。つまり、iDiskサーバーにあるデータであれば、Officeファイルであれ、PDFであれ、テキストデータであれ、開いたりダウンロードしたりできるのだ。ここで重要なのは、「開いたり」という部分。iPodでエクセルやワード、PDFファイルが閲覧できるのだから、嬉しい限りだ。iPodで持ち歩きたいデータがあれば、パソコン側でiDiskに入れておけば、あとはiPodでそのファイルを指定し、ダウンロードしておけばいい。こうしておけば、たとえオフラインでもそのファイルの中身が確認できるようになる。


f:id:mica:20081007130433j:image


2008年10月07日

 緒形拳、逝く



 9月30日にもテレビに出ていたというのだから、生涯現役を体現したような人だ。それからわずか5日間で、帰らぬ人となった。好きな役者だっただけに、とても残念だ。


 緒形拳といえば、「楢山節考」や「復讐するは我にあり」など数々の代表作があるが、ミステリファンとして、あえてこれを書いておきたい。


古畑任三郎スペシャル VS.監察医 黒岩博士の恐怖


 黒岩博士演じる緒形拳の怪演ぶりが、とても印象的な作品だった。無口で人好きがせず、何事にもまったく動じない男、黒岩博士。無愛想この上ないが、古畑にしつこく絡まれたとき、ちょっとした悪戯をしかけて嬉しそうに笑った、その笑顔のかわいらしさにはドキっとさせられた。学校の廊下で「逮捕するならやってみろ」と大声で啖呵を切り、豪快に笑うシーン*1も、ああ緒形拳らしいと感心した覚えがある。


 彼の私生活についてはほとんど何もしらないが、先ほど見たニュースによると、津川雅彦は、ブログの中で、緒形拳の最期についてこう語っているそうだ。



「お前身体大事にしろよ! 良い映画沢山創ってくれよな! 治ったら、うなぎ喰いに行こうな、白焼きをな」と冗談を交えながら医者に危篤を宣言されてる患者とは思えない口調で、明るく語った



 これもまた、とても彼らしいと思ってしまった。


追記:緒形拳さんの名前を「緒方拳」と誤記してしまい、修正しました。はてなキーワードによると、とてもよくある誤記らしい。本当にごめんなさい>緒形さん。




*1:今見直してみたら、大声ではなく静かに話し、豪快ではなくにっこりと笑っていた。とんだ思い違い。しかも、その後でスキップしていた!


2008年10月08日

David Roberts @渋谷クワトロ



 ライブに行く前は、いつも少し緊張する。しかし今回は、それとは違っている気がした。ワクワクしたいんだけど、どうもいまひとつそんな気分になりきれない…。頭の中の片隅で、こんな声が聞こえてくるからだ。「David Robertsが日本でライブするなんて、ありえない」。クワトロにいったところで、係の人に「いや、知らないよ。誰かに騙されたんじゃないの?」と言われてしまいそうな気がしてならないのだ。


 そんな半信半疑な心持のまま、本日、「AOR奥様」の相方であるあゆさんと渋谷のハチ公前で待ち合わせして会場を訪れた。会場は18時で、開演は19時。18時を少し過ぎた頃に到着したが、すでに大勢の客が中に入っていた。入り口には、大きくDavid Robertsの「All dressed up」のジャケット写真をあしらったポスターが貼ってあった。これを見て、私はやっと安心した。どうやら本当に、David Robertsは今夜このライブハウスに出演するようだ。


f:id:mica:20081008204600j:image


 私がここまで疑ったのも、実は無理のない話で。David Robertsは、今から約25年前にデビューアルバムの「All dressed up」を発表したが、これが大変な話題となった。全てオリジナル曲だったが、いずれも極めてクオリティが高く、彼のソングライターとしての能力を強烈にアピールしていた。ダイアナ・ロスなど有名アーティストは、彼の曲に魅了され、次々とこの中の曲をカバーし始めた。しかも、バックバンドは当時トップレベルの売れっ子だったTOTOのメンバーなのだから、AORファンが熱狂しないわけがない。


 誰もがセカンドアルバムを待ち望んでいたが、彼はそれっきり表舞台での活動をやめて、裏方に回ってしまった。一説によると、彼は、自分のソングライティング能力を存分にデモンストレーションする目的で「All Dressed Up」を作った。その結果、彼の思惑通り、ソングメーカーとしての地位を確立できたのだという。私もその噂を信じ、納得した。彼の目的がそこにあったのなら、しょうがない。これからは彼の作る作品を、他のアーティストの歌声で楽しもうと。


 それから、25年間が経過した。一昨年、その「All Dressed Up」がCDで再販されると聞き、大喜びして買ったエピソードは、この日記の過去ログにもある。ひさしぶりにDavidの歌声に触れ、私にとってのAORのイメージって、やっぱりこの世界だなあと再認識した次第。


 とまあ、Davidに関してはこんなテンションのままで25年を過ごしたのだから、突然「日本でライブする、新譜もでる」なんて聞かされても、すぐに信じるわけにはいかなかった。昨夜クラブクアトロに入り、テーブルについてあゆさんとAOR奥様の収録をしながら「あそこに座っているのは、あれは木村カエラちゃんでは!?」と盛り上がったりしているときも、Davidに関してはどこか他人事だった。だいたい、映像ですらDavidを見たことがないのだ。彼が歌うどころか、生きて動いているなんてこと、想像だってできやしない。


 ところが、これが本当だったのだ。19時になり、会場の照明が落ちてステージが明るくなったそのとき、David Robertsその人がステージの上に現れた。想像したよりずっと小柄で、どこかノーブルな雰囲気漂うその風貌を見ても、なかなかピンとこなかったが、「All Dressed Up」の一曲目「All In The Name Of Love」のイントロが始まった途端、一気に体温が上がり、鳥肌がたった。歌い始めたその声は、まさにアルバムのままの声。そこに25年という月日を感じさせる要素は何もなかった。会場の客も、一気にヒートアップ。はじめてお会いしたとは思えない一体感が生まれていた。


 そのあとDavidは、新譜「The Missing Years」(とても皮肉なタイトル…)や「Better late than never」(これも皮肉?)の曲を含め本ステージが13曲、アンコール2回で3曲と、全16曲(最後のアンコールは、再度All In The Name Of Loveだった!)を見事にやりきった。「All dressed up」からは、ほかに「Midnight Rendezvous」と「Boys Of Autumn」、「Someone Like You」をやった。どれも私がやってほしかった曲なので、大満足だ。


 これまであまりライブをやっていなかったせいか、キャリアのわりに彼の表情やトークがとても初々しくて驚いた。ルックスも若々しくて、とても50歳には見えない。スーパーバイザーの金澤さんは「30代にしか見えない」といっていたが、本当にその通りだった。観客は、みんなとてもいい雰囲気だった。Davidと観客の温かいつながりが感じられる、とてもいいライブだったと思う。ステージの最後に、彼は「See you next year!」と言った。それは、来日ミュージシャンがよくやるサービストークではなく、本当に彼がそうしたいと願って発した言葉のように聞こえた。きっと、本当にそうなのだろう。


 ところで、実はこの日、金澤さんに許可をもらって「AOR奥様」初の外録に挑戦した。持っていった機材は、R-09のみ。正直心配だったが、あとで聞いてみると、とてもクリアな音に録れていてほっとした。会場の様子や金澤さんからのコメント、ライブ後の感想などをしっかり録音してきたので、どうぞお楽しみに!



オール・ドレスト・アップ

オール・ドレスト・アップ






ザ・ミッシング・イヤーズ

ザ・ミッシング・イヤーズ






ベター・レイト・ザン・ネヴァー

ベター・レイト・ザン・ネヴァー





2008年10月09日

iPod touchみたいなCLIE TH55



 仕事の都合で、TH55を復活させることになった。ずっと火をいれていなかったけれど、いつでも使えるように、本体とクレードルは事務所の棚にある。ただ、専用のPalmDesktopCDがすぐに見つかるかどうか心配だった。ダメもとで検索してみたところ、SONYのサイトからフリーでダウンロードできるようになっていた。たしか、以前はできなかったはず。


 しばらく充電した後、電源をONにしてみると、懐かしい起動画面。あの音を聞くだけで、ちょっとワクワクしてしまう。スタイラスをもって操作してみたら、手が覚えているのか、スムーズに使えて嬉しくなってしまった。調子にのって、昔いれていたアプリをいろいろとインストールしてみた。


 で、久しぶりに使ってみて思ったこと。これ、すごくtouchに似てる。まあ、見た目もそうなんだけど、機能もそっくりだ。


f:id:mica:20081008141800j:image


 PIM(予定管理やアドレス、メモ)はもちろん、音楽だって聴けるし、動画も鑑賞できるし、ゲームはいろいろ揃ってるし、無線LANついているからネットもメールもできるし。あまつさえ、カメラがついているもんだから、写真や動画も撮影できる上、ボイスレコーダーまでついている! ブンコビューアで電子書籍読めるし、HandStoryでテキストやWebデータを転送しておけば、外出先で「ほぼ日」をゆっくり読めるという特典つき。


 私はここで、ちょっと頭を抱えてしまった。実際、ここまで機能が充実しているなんて。これ、もしかしてtouchより便利なんちゃうの? …当時はピンときていなかった節があったけれど、ここまで時代が進み、いろんな端末が出てきて、はじめてわかったような気がした。CLIEの進化が、いかに凄まじかったかということが。


 言ってもせんないことだとは思うけど、あえて言わせてもらうならば…今の時代だったら、CLIEもっと売れたかもしれないなんて思ってしまう。あの時期やめてしまったのはちょっともったいなかったような気がしているのは、果たして私だけだろうか?


2008年10月11日

久しぶりのシモキタ



 本日、二回目のジャズピアノレッスン。ドミナントモーションと、ブルースのコード進行を使った練習方法、ブルーノートについて教えてもらった。ジャズピアノの練習は、いつも使う脳とは別のところが刺激される感じで、少し疲れるけれど爽快で気持ちいい。


 レッスンのあと、久しぶりに下北沢へ。8年ほど前、私はこの町に住んでいた。2年間という短い間だったけれど、私は本当に、本当にこの町が好きだった。たとえていえば…なんだろう? 毎日がカーニバルだったという表現が近いだろうか?


 当時、もちろん仕事はしていたし、生活も楽ではなかったはずだ。でも、思い出すイメージは、今よりずっと自由な生活。好きなときに好きなことをやっていたし、思いつきで「こんなことやろう!」といって、それが実行できるような環境だった。駅の周りには劇団員がたくさんいて、いつもパフォーマンスしながら案内を配っていたし、線路を渡る歩道橋の階段に座ってお弁当を食べながら語り合ってる学生たちや、ゲリラ的に現れる整体師がいたし。その隣に私が座って、いきなり「占い師」と看板を掲げても許してくれそうな、そんなおおらかな雰囲気があった。


 そんなことを思いながらぶらぶらと散策し、当時お気に入りだったお店で食事したり、ビレッジバンガードで山のように本を買い集めたりしているうちに、すっかり夕方になってしまった。千代田線に30分ほど揺られてたどり着いた自宅付近を改めて眺めてみると、ここ(秋葉原)もやっぱりカーニバルめいた街だった。結局、私はそういう場所が好きなのだろうか?


f:id:mica:20081012230153j:image


2008年10月12日

書斎、完成。



 9月から続けていた書斎計画、いよいよ大詰めを迎えた。「音楽関連はすべてこの部屋に集める」という野望の中で、これまで棚上げされていたCDという課題に、この日ようやく取りかかることができたのだ。


 実は、「音はアナログで」というこの書斎のコンセプトを考えると、CDはなくてもいいような気がしていた。だから、あえて手をつけずにいた。CDは、寝室のベッド下の収納に収まったまま、長い間放置されていた。


 CD音源は、ほとんどデジタル化されてiTunesに入っていたので、ご本体が必要になることはないだろうと思っていたというのも、放置していたの理由の1つだった。レコードやカセットにない音源は、iPodの中から探し出して聴けばいい。そう思っていたのだ。


 しかし、リビングの本棚に家中の本を並べて以来、考えが変わってきた。やはり、同じ目的のアイテムは一カ所に集めておいて、同じ手順で楽しめるようにしておきたい。たとえば、「本を読みたい」と思ったら、リビングの本棚の前に立ち、読みたい本を探せばいい。ほかの場所に本はないのだから、ここにじっくり腰を据え、気が済むまで選べばいい。だったら、音はどうだろう? 書斎にいってカセットやレコードを探し、そこに聴きたい音源がなかったら? 


 そう考えると、やはり音源は一カ所に集めておき、どれも書斎のスピーカーで聴ける環境が必要だ。レコードとカセットとCDと、すべての音源を集めておけば、「音楽が聴きたい」と思ったときはこの部屋に入り、じっくりと聴きたい音源を探し、気に入ったものを再生すればいい。1つの目的に対し、行動は1つ。そう決めておけば、動きはシンプルになるし、より気軽に楽しめるようになるだろう。


 ということで、連休二日目はCDの引っ越しに費やした。CDラックを移動し、ベッド下にあるCDを出して、それを書斎においたラックに収納する。このとき、収納方法も工夫した。できるだけすぐに目的の音源にたどり着けるように、ある程度ジャンル分けしてABC順に並べることにした。これが意外と時間と手間がかかったけれど、懐かしい音源を聴きながらやったので、苦になるどころかとても楽しい時間を過ごせた。


 こうして、ついに私の書斎が完成した。こうしてみると、丸々趣味の部屋だ。スピーカーの正面にあるソファに座り、音楽を楽しみながら本を読むというのが、今の私にとっての最高の贅沢。また嬉しいことに、CDラックもレコードの棚も本棚も、まだまだ空きスペースがある。つまり、まだまだ新譜や新作が買えるということだ。なによりそれが嬉しくて、まだ何も入っていないスペースを見ながらニコニコしている。贅沢をいうならば、もっといいカセットデッキやレコードプレイヤー、スピーカーをそろえたいけれど、それもこれからの楽しみということで。


f:id:mica:20081012161600j:image


※以前の書斎の様子はこちら


2008年10月13日

「大地の贈り物」にて、自然食ビュッフェ



 久しぶりにランチ日記。娘が前から行きたがっていた自然食ビュッフェで、休日ランチを楽しんだ。90分1800円。90種類もの品揃えで、目移りしてしまう。野菜のてんぷらや煮物、鯛の蒸し焼きなどたっぷり食べた後、デザート(豆乳プリン&わらび餅)で締めて終了。写真は、一回目に娘が持ってきたプレート。いわく「前菜」だそうだ。彼女はこの後、少なくとも2回以上はお代わりをしていたはず。


f:id:mica:20081013111200j:image


安楽椅子探偵と忘却の岬・解決編



 まずは、私が送った回答から。



犯人●都井研作


プロセス●


岬には19時まで卓也がいたので、殺害は別の場所で行われた。付近には、卓也の足跡の上に車輪の後が残っていた。台車は壊れていたので、これは車椅子の車輪。つまり、死体は車椅子に乗せられ、忘却の座に運ばれた(犯人は立石のブーツで歩き、帰りは車椅子に乗って帰った)。立石は警察に電話しようとしたが携帯がつながらず、電話を借りるために18時頃宗谷家に立ち寄り、殺害された。凶器は、庭の階段にあったブロック(事件後、1つなくなっている)。死体は倉庫の引き戸の中の肘掛椅子に座らせた(衣装ケースは壁際におき、白い布で隠した)。犯人は、18時〜19時の間に宗谷家にいた人間。都井が庭から離れる20分から40分間でなければ、都井以外の人間は不可能。泰江は25分から10分間、台所でメイドと立ち話をしたので、メイドと泰江は除外。正太郎は足が不自由で、卓也の部屋に花が置けないので除外。真紀は可能だが、携帯の着信音を知らないので電源を切る理由がない。つまり、犯人は都井自身。



 土曜の夜中にオンエアされた番組を録画し、日曜日の昼頃やってきた息子と共にじっくり鑑賞。途中までほぼ正解だったが、最後の最後、犯人を限定する決め手が違っていた…とても残念だった。ただ、いくつか疑問点が残った。



  • 携帯の着信音が爆音だと知らなくても、死体を隠すときには念のため携帯の電源を落とすのでは?(自分の回答にも入れたけれど、実は納得していない)

  • あとで卓也がストーブを取りにいくということを知らなくても、途中で誰かふいに倉庫に入ってくる可能性を考えると、そのまま死体をおいておくのは憚られるはず。引き戸の奥に入れるのでは?

  • 18時〜18時20分まで運転手は庭で掃除していたから、犯行可能な時間は運転手が庭にいなかった20〜40分の間。立石が屋敷についたのは18時前後のはずで、それから20分まで誰にも声をかけずにウロウロしていたとは考えづらいし、たとえ20分になってからきたとしても、25〜35分まで奥様と話をしていたはずの亜沙子が立石を殺せる時間はたったの5分。その短い時間で、彼の話を聞き、殺そうと判断し、殴り、殺人の形跡を消し、死体を倉庫に運んで引き戸の中にいれ、台所に戻れるのだろうか。


 以上3点について納得のいく回答が見つからないので、なかなか気分がすっきりしない。


2008年10月16日

お弁当



 カミングダイエットを実践中。確実に胃が小さくなったと思う。数字的には、あとちょっと。もう少し続けてみようと思う。ダイエット友のカコさんも、まだ続けるというし。このお弁当は、相方用に作ったもの。自分が食べないものを作るというのはストレスがたまりそうだと心配だったが、やってみるとそうでもない。朝ごはんのおかずが増えるので、娘が喜ぶし。


f:id:mica:20081016074600j:image


ほぼ日刊イトイ新聞の本



 最近ずっと読んでいる本。あとちょっとで読了。とにかく内容が濃い。彼の素直な言葉は、とてもわかりやすいし、直接ハートに届く感じ。ちょっと違うかもしれないけれど、小泉元首相の言葉が国民を政治に近づけたのと、少し似ているような。ビジネス(あるいはメディア)はこうあるべき、という既成概念が気持ちよくひっくり返される。目からウロコな文章が随所にあり、付箋を貼り始めるときりがない。


 そういえば彼、まだ赤城山の埋蔵金を掘っているんだとか。近々、それをテレビでやるそうで、これも見逃せない。それにしても糸井重里という人物、ぜひ一度会ってお話してみたいものだ。



ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)

ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)





2008年10月18日

Amazonで注文した本



 「新文化」という新聞で紹介されていた本をだだだっとAmazonで注文。まだ読んでいない本がたくさんあるというのに…



お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」

お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」



  • 作者: 泉正人

  • 出版社/メーカー: 大和書房

  • 発売日: 2008/09/20

  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち






出版人のための出版営業ハンドブック 実践編

出版人のための出版営業ハンドブック 実践編





2008年10月19日

鎌倉パスタにて「納豆おくらのスパゲティー」



 ヨドバシ秋葉原店にて。これから軽くお買い物。


f:id:mica:20081019125900j:image


2008年10月20日

今夜は、彼女のためだけに



 親友の定義って、いまひとつよくわからないんだけれど、もし「あなたの親友は?」と聞かれたら、そのときは、彼女の名前を言おうとずっと決めていた。


 彼女は、同じ大学の同期だった。初めて会ったとき、私は彼女に一目惚れした。「この子と絶対に仲良くなる!」と決めて、見かけるたびに声をかけた。そうしているうちに、いつの間にか無二の遊び仲間になった。


 彼女は、「この子モデルやってるの」といえば誰もが信じるほどの美人で、プロポーションも抜群だった。なのに、なぜかまったく男っ気がないまま青春時代を過ごし、卒業後は就職し、ずっと仕事を続けていた。そんな彼女も、お見合いの末に結婚することになり、結婚式に呼ばれていったとき、私はスピーチで大泣きして、言葉が続かなかった。ウェディングドレスで微笑む彼女を見て、胸がいっぱいになってしまって。そんなことは、あとにも先にもそれっきりだったんだけど。


 そんな彼女から、久しぶりに電話がかかってきた。


 「みかちゃん、今いい?」


 「うんうん、どうしたの?」


 「あのね、大変なことがあったの」


 「え、なに?」


 「昨日の夜ね、旦那が死んじゃったの」


 あまり感情を表さない彼女が、電話のむこうで鼻声になっていた。


 「突然のことで、どうしていいかわからなくて。マッサージとかしてみたんだけど、もう腕も足も青くなっていて」


 お風呂の中で死んでいたご主人にむかって、混乱しながらも必死で取り戻そうとしていた彼女の姿を思うだけで、もうたまらなくて。私たちは、電話のあちら側とこちら側で、ただぐしゅぐしゅと、言葉を詰まらせていた。ああ、情けない。こんなときに、こんな遠くにいて、あの子になにもしてあげられないなんて。


2008年10月21日

そぎ落とす



 欲しいものはすぐに手に入る、とても便利な時代だから、いつの間にか物やデータがあふれてしまう。最近の私は、せっせとあふれたものを整理し、いらないものを捨てたがるようになった。


 自分の家の大掃除が終わったら、次は事務所の机の回り。それもある程度先が見えてきたので、今日はいよいよパソコンの中にあるデータを整理し始めた。起業して7年もたつと、取引先もそれなりに増える。これまで貯めてきたアドレスデータを整理し、さらに今年の分を追加すると、とんでもない分量になった。もちろん、その中には、仕事をやめたり転職したり退職したりして、使えなくなったデータもある。あちこちのデータをマージして肥大したアドレスから、今度はいらないデータを見つけ出して削除していかなければならない。しかし、無効になったデータを見つけ出して削除する作業は、追加する作業よりはるかに難しい。まるで、ダイエットみたいだ。


 会社から家に戻った私は、その勢いのまま、箱にしまっていた写真を整理し始めた。私が学生だった頃の写真、子供が生まれた頃の写真、そして東京に出てきた後の写真。アルバムに貼るのが面倒で、ただ箱の中に放り込んでいたけれど、これも大切な思い出に違いない。一枚一枚を、娘と一緒に笑いながら見ているうちに、アルバムを買ってきてきれいに貼ってみようという気になった。そんなことを思いながら写真を見ていると、昨日電話があった彼女の写真がでてきた。結婚写真と、友だち3人で熱海旅行にいったときの写真だ。その写真を見て、「やっぱり、きれいな人だねえ」と、娘。


2008年10月23日

秋葉原のジャイヒンドにてAランチ



 今日は3人でランチ。チキンバターカレーと、なすのカレーと、キーマカレーをオーダーし、みんなでつつきあった。ナンが焼きたてで、素手で触れないほど熱くて美味しかった。それにしても、ここのカレーは不思議。とても辛いのに、辛いものが苦手な私でも美味しく食べられるし、後味がしつこくなくてさっぱりしている。


f:id:mica:20081023114800j:image


2008年10月24日

秋葉原「HERO’s」にてレモンステーキ&ねぎ塩ランチ



 ダイエットのことを、この2〜3日忘れているような気がする。今日のランチは、秋葉原にあるステーキハウス。以前は「ふらんす亭」という名前だったはずが、今日いってみると「HERO's」という名前になっていた。違う店かと思ったけれど、メニューは同じ。いったいどういうことだろう…?


f:id:mica:20081024115200j:image


新iPod touch(32G)購入!



 先月、新しいiPod touchが発売されて以来、ずっと悩んでいた。初代touch(8G)を気に入って使ってはいたものの、内蔵スピーカーが欲しくて仕方なかった。もちろん、音楽を聴くためではない。ダイスを転がすゲームや、鯉に餌をあげるゲームなんかは、音が出たほうが絶対に楽しいのだ。それで、専用のブロック型スピーカーを買って遊んではいたものの、やはり内蔵と外付けとではずいぶん使い勝手が違う。「tocuhにスピーカーついていたら、もうぜんぜんiPhoneなんて羨ましくないのに」とうそぶいていたら、本当にそういう製品が出てしまったのだ。


 しかも、容量の問題もあった。私が使っていたtouchは、8Gモデル。最初は「Classicがあるからこれで曲は聴かないでしょう」という判断だったが、そんなことはない。実際、classicは我が家のリビングにあるクレードルに鎮座し、すっかりオーディオセットの一部と化していた。普段持ち歩くのは、touchのみ。となれば、この中にできるだけ音楽を入れて持ち歩きたい。とはいえ、私の音源は全部で31G。とても収まる量ではなく、日々ちまちまとプレイリストを作って転送していたのだけれど、それもいい加減面倒になってきた。


 それでもまだ踏ん切りがつかず、我が社のiPodライターである松田くんに「新しいtouchと初代touchの違いってなに?」と聞いてみたところ、「そうですね…まず、持った感触が違います。裏面が少しカーブしていて、手になじむんですよね」と始まり、「それと、当然スピーカーですよね。あと、側面に音量調節ボタンがついているんです。これがあるとないとでは、ぜんぜん使いやすさが違います」と力説する。あまりにも強く勧めるので、「だったら、なんであなたは買わないの」と聞いてみたら、「ボクの音源は、全部で120Gあるんですよね…もうClassic以外に選択肢なくて」とのこと。大変失礼しました…。


 ためしにヨドバシで実物を触ってみたけれど、本当に持ちやすい。しかも、薄くて軽い。今まで使っていたtouchカバーも、そのまま使えそうだ。ようやく決心がついた私は、本日、ついに購入を果たした。ただいま、クレードル上でMacとシンクロ中。音源は、昨日のうちに重複データや不要なデータを削除し、どうにか26Gまでの減量に成功した。これで、念願の「全曲持ち歩き」が実現しそうだ。


f:id:mica:20081024114800j:image


2008年10月29日

蓑系テキストデータベースを秀丸で使う



 私が取材および執筆端末として使っているHP100LXでは、「VZ」というエディタを使っている。これ、ただのエディタではなく、マクロを使うことによってなんにでもなる。私の場合、スケジュールやアドレス、データベースも、すべてVZのマクロを使って管理している。


 ちょっと脱線するが、なぜデータをテキストで管理するかという点についてひと言説明しておく。私は日頃、ネットやメールからいろんな情報を集めている。動画や音楽、写真も情報には違いないが、私がもっておきたいと思う情報は、ほとんどがテキストだ。このテキストを、Palm時代にはメモ帳で管理していたが、それだとOSや端末が変わったときに互換性がない。そこで、どのOSでもどの端末で使える形式…つまりテキスト形式で管理しようと決めた。テキストであれば、検索できるエディタがあれば、どの端末でも閲覧できるし、必要なときに必要な情報をすぐに見つけることができるからだ。


 Palm時代から集めていたテキスト情報は、現在HP100LXのVZで管理している。VZには、テキスト型データベースを便利に活用するマクロがたくさんあるが、私のお気に入りは、仲原孝さんという方のマクロだ。仲原さんのマクロを説明し始めると、きっと一冊の本になってしまうと思うので、ここで詳しくは書かない。要は、テキストで不定形のカードを作り、収集した情報はすべてカードに整理し、いつでも取り出せるようにするというのが基本概念。カードとして認識するための条件はたったひとつで、彼が指定しているデミリタ(線)が上下に入っていれば、それでカードだと認識される。彼のマクロは、このゆるい条件付けが何よりの魅力で、その線さえ出力できれば、WindowsでもMacでもテキストデータベースに情報を追加したり削除したりできる。私は、仕事関連の情報を「work.dat」、書籍のリストを「book.dat」、日記を「diary.dat」という名前のファイルにまとめ、情報が必要なときはそれぞれのファイルを開いてマクロを起動し、関連のある情報が含まれたカードを一気に抽出したり、別のファイルに移動させたりして使っていた。


 と、これはこれでとても便利なのだが、最近気になっていたのが「蓑系マクロ」だ(蓑系テキストデータベースについては、こちらをどうぞ)。「蓑系」は、仲原さんのマクロほど自由度は高くなく、それだけにデータベースを活用するのが面倒になるような気がしていたのだが、ちょっと使ってみるとそうではなかった。カードと認識するための条件は、たしかにかなり厳密だが、それさえ守ればとても使いやすい。



@


2007/02/17(00:00:02)[題]:(タイトルが入る)


------------------------------------------------------------------------------


(本文が入る)


=============================================================================



 これが蓑系のカード形式。蓑系マクロを使い分けることによって、タイトルを一覧するインデックスを作ったり、新規カードを追加・削除したり、文字列で検索してカードを抽出したり、順番を入れ替えたりできる。インデックスが見やすいという点、ファイル管理がしやすいという点(データベースやインデックスを一覧したり、カードの中身を別のカードに移動させたりできる)が気に入って、こちらに移行することにした。


 VZ環境の移行およびデータの移行は比較的簡単にできたが、さて、今度はこれをWindowsで使えなければならない。仲原マクロは、決まった線を入れるだけでカードにできたので簡単だったが、蓑系の場合、Windowsで新規カードを追加するのも大変だ。また、インデックスを作成するのも、なかなか大変そうだ。…とおじけづいていたが、実際にやってみたら、それは取り越し苦労だった。秀丸エディタには、最初からアウトライン機能がついていて、ここに蓑系カードの条件を入れておけば、それだけでインデックスと本文をジャンプして移動することができる。その設定とは、次の通り。



その他→ファイルタイプ別→アウトライン→解析→行頭の文字列→20


キー割り当て→F4→その他(アウトライン解析)



 こうしておけば、F4キーを押すだけでインデックスが作成できるようになる。また、空のカードを追加したい場合は、挿入したいカードまで移動し、次のマクロを実行すればいい。



insert "@";


insertreturn;


insert "20" + midstr(date,0,2) + "/" + midstr(date,3,2) + "/" + midstr(date,6,2) + "(" + time + ")"+"[題]:";


insertreturn;


insert "------------------------------------------------------------------------------";


insertreturn;


insertreturn;


insertreturn;


insert "==============================================================================";


up 2;


endmacro;


(自作なので自信なし。とりあえず動作するという程度です)



 ちなみに、カードのタイトル行を強調表示したい場合は、次のように設定しておけばOK。



ファイルタイプ別の設定


強調表示


^@$


^[0-9]{4}/[0-9]{2}/[0-9]{2}\([0-9]{2}:[0-9]{2}:[0-9]{2}\)


※どちらも正規表現にチェック



 これで、Windowsの秀丸で蓑系テキストデータベースが使えるようになった。外出先ではHP100LXで、Windowsパソコンがある環境ではパソコンで、同じデータベースが扱える。これで、私が大事に持ち歩いている10年分のデータベースは、今後もちゃんと活用できると思うと、とても安心だ(もしHP100LXが壊れてしまったとしても!)。


※この日記は、ほとんどの人にとってあまり役に立たない情報です。自分用備忘録として書いただけなので、遠慮なくスルーしてください…


2008年10月31日

硫化水素自殺者が876人



 硫化水素自殺という言葉をあんまり聞かなくなったと思っていたのに、今日のニュースにこんな数字が。


硫化水素自殺者 9か月で876人


 硫化水素自殺の方法を知らなかったら、このうち何人が、今も生きていたのだろう。そんなこと考えても、意味がないかもしれないけれど。


 高校時代、友達が自殺したとき、彼女の気持ちを分かっていたら止められたのに…と泣いていた私に向かって、当時の担任の先生が「人が死ぬと決めたとき、他人がなにかできるもんじゃない。自分がなにかできたはず、なんて思うのは思い上がりだ」と言った。そのときは、この言葉を聞いてとてもショックを受けたけど、あとで考えると確かにその通りだな、と。


 しかし、たとえそうだとしても、やっぱりなにかしておきたいと思った私は、マイカから「ネット心中」という本を出版した。これは、以前NHK出版から発売されていた本と同じ内容だが(現在は絶版)、電子書籍化するにあたって、著者にお願いし、硫化水素自殺の実態についての記事を追加してもらった。


 こんな時代だからこそ、悩む人は多いのだろう。最近、個人的に悲しいニュースを耳にすることが多くなってきた。このブログを読んだ人の中で、もし周囲にとても苦しんでいて、自殺をほのめかすような人がいたら、この本を読んでもらうのもいいかもしれない。


 これは、自殺幇助でも、自殺抑制でもなく、ただ淡々といろんなネット心中やネット自殺についてレポートしているだけの本だ。しかし、だからこそ本物の迫力が伝わると思う。