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2010年05月 アーカイブ

2010年05月06日

会いたい人がいる

 昨日、実家から自宅まで戻ってきた。片道1300キロのロングランは、行きはよいよい、帰りは怖い状態。渋滞や事故の影響で遠回りすることもあり、正直いつもより疲れた。東京近くまで戻ってきたとき、ふと思いついてTwitCastingで初めての生中継をしてみた。リンク先にアーカイブが残っているので、興味がある人はどうぞ。

 実家の屋根裏部屋にあったダンボールをひとつ、持って帰った。その中には、17歳だった頃の私の日記や手紙が入っていた。自宅に戻ってから、ひとつひとつゆっくりと読み返してみた。どれもこれも懐かしく、ちょっとばかり恥ずかしいものばかりで、大方は処分することにしたが、一部捨てられないものがあり、手元に残すことにした。中でも、「ゆっこ」という人からもらった手紙は大変印象的だった。

 正直、私は彼女が誰なのか、すぐに思い出せなかった。しかし、おびただしい数の彼女からの手紙が残っているので、よほど深い付き合いだったのだろう。その言葉は、どれも心に響くものばかりだった。何通か手紙を読み進めていくうちに、彼女のことを少しずつ思い出した。たしか、ちょっとしたきっかけで突然私たちは親交を深め、クラスが違うのに何度も互いの教室を行き来して手紙を交換した。しかしそれもあまり長くは続かず、何がきっかけだったのか忘れてしまったが、疎遠になってしまったのだ。

 当時のことを思えば思うほど、彼女との縁が切れてしまったことがとても口惜しい。これほどの人は、なかなかいない。もしかなうことなら、今でも彼女を探し出し、また話をしてみたい。そう思い、インターネットで検索したり、「このゆびとまれ」で探してみたが、残念ながら彼女を見つけることはできなかった。

 だから、一縷の望みをかけて、この日記で呼びかけておこうと思う。長尾高校の卒業生だった、太田裕子さんへ。「井上美加」という人間を覚えていたら、コメントでもメールでもいいのでご連絡ください。

2010年05月13日

信じられない訃報

生きていると当たり前のように訪れる朝。
でも昨日のようなことがあると、
改めて当たり前じゃないのだと思い知る。
彼の時間は、昨日の6時43分で止まった。
でも私の時間はまだ動いている。

知人のドラマーが亡くなった。肝臓ガンだった。
この日記にも何度か登場した雷々軒のドラマー、バシさんである。

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最後はスティックを握って、うっすら笑みを浮かべていたとのことだ。
ドラムのために生きていた、そんな人だった。

これは、昨年末の彼の演奏。見に行きたかった。見に行くべきだった!

2010年05月29日

森の奥で体験するバリ

野外での演奏だというので、朝から天気を気にしていた。あいにくの曇り空で、今にも雨粒が落ちてきそうだったが、主催に問い合わせると「予定通り」とのことだったので、出かけた。

場所は、羽根木公園の中のプレーパーク。冒険好きな子供が夢中になりそうな、野趣あふれるスペースだ。そこに雨除けのブルシートを張り巡らせ、バリ・ガムラン演奏とインド舞踏のステージが作られていた。

以前、室内でグンデルワヤンの演奏を聞いたことがあり、野外だとどうなるのだろうと思っていたが、かえって野外のほうがこの演奏にあっているような気がした。タイカレーを食べたり、チャイを飲んだり、おしゃべりをしながら、なんとなく聞くというのが、本来のガムランの楽しみ方であるらしい。
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2010年05月30日

母親家業というものは

息子夫婦と孫が来た。二週間しか経っていないのに、また少し大きくなっていた。この時期の成長速度は、まさに驚異的。少し会わないだけで、もうすっかり別の人だ。一瞬たりとも目が離せない。

彼は比較的大人しく、たいていは機嫌よく笑ったり喃語をしゃべったりしているが、たまには泣くこともある。そんなとき、私は自然と彼を抱き上げ、ゆすったりあやしたりする。そうすると、いつのまにか赤ん坊は泣き止んで眠ったりする。時には、そういったことを無意識でやっている。そんな自分に気づいたとき、ちょっとびっくりした。私がこんな風に赤ん坊をあやすのは、それこそ二十年ぶりのはずなのに、まるで昨日まで子供を育てていたようなのだ。母親家業というものは、どうやら自転車の運転並みに忘れないものらしい。



2010年05月31日

Bar Mica番外編

レギュラーメンバーの事情により、ただいま休業中のBar Mica。本日は番外編として、いつもの麺覇王でknoboruさんと食べつつ飲みつつ、四方山話をした。

たまにはこうして、気のおけない友人とのんびり雑談に興じるのもいい。もう一人のメンバーが復帰したら、また定期的にやりたいものだ。