« 2010年09月 | メイン | 2010年11月 »

2010年10月 アーカイブ

2010年10月10日

息子の結婚式

 大安吉日で、晴れの特異日(午前中は雨だったけど)。この日は本当に、結婚式が多かったようだ。息子が挙式をあげた式場でも、当日7件の結婚式が執り行われたらしい。つまり、特にめでたい日だったのである。

 息子夫婦は、すでに入籍していて、生後七ヶ月の息子(=いっくん)もいる。だから、いっくんも親の結婚式に参列できる。これはきっと、彼にとって大変嬉しい経験になるだろう。もちろん、まだ覚えてはいないだろうが、大人になって写真を見たとき、うっすらと記憶がよみがえるかもしれない。だとしたら、本当に素晴らしいことだ。

 参列者は30名ほど。小規模だったけど、心温まる、とてもいい式だった。娘は、チャペルで兄の背中を見ながらずっと泣いていた。幼い頃、私が別居のために家を出てから、二人はずっと支え合って生きてきた。そのことを、いろいろ思い出したそうだ。「あのみーちゅんが、ぎこちなくヴェールをあげる姿を見ていたら…」。いっくんを抱いてあやしながら、ぼろぼろと涙をこぼしていた。

1010.jpg

 はるばる天草から出てきた私の両親も、感無量の様子。乾杯前の父のスピーチは、格別に熱がこもっていた。「みーくん(=息子)のことは、ずっと心配していた。結婚すると聞いて、まだ早いと思った。子供ができたと聞いて、それも早いと思った。でも、いっくんの顔をみて、衝撃を受けた。これは、とてもよいことだと思った」。そして、「いっくん、おめでとう」と言った。

 私は、せめてものお祝いに、息子嫁の母親の彼氏と一緒にバンド演奏をした。プロのバンドマンに混ざって演奏するなんておこがましいとも思ったが、思い切って参加してよかった。忘れられない記念になった。


101002.jpg

 最後に花束贈呈。本来なら泣くところだが、私はこういう場で泣くことができない人間なので、すっかり立派なお父さんになった息子と、その息子を支える優しい妻に、精一杯の笑顔で感謝の気持ちを伝えたつもりだ。これからもずっと、変わらぬ二人でいてほしい。親子三人、愛し合って生きてほしいと思う。

2010年10月11日

天草へ

 息子の結婚式のために上京していた両親が、天草に帰る日。空港まで見送りたいと、息子夫婦と娘がやってきた。両親は、感激している様子。みんな、おじいちゃんとおばあちゃんが大好きなのだ。

 我が家で恒例のひき肉カレーを食べた後、ぞろぞろと羽田空港に移動。まだ生後7ヶ月のいっくんは、ベビーカーで移動する。階段は難儀するので、できるだけエレベーターを使おうとするが、改めて探してみると、なかなか見つからない。やっと見つかっても、とてもサイズが小さい。ベビーカーと夫婦が乗ると、もういっぱいになってしまうので、ほかの人は階段やエスカレーターを使う。そうすると、また合流するのに時間がかかる。改めて、新婚夫婦の目線で町を見てみると、なかなか不自由なことが多かった。

1011.jpg

 やっと空港に着いたら、今度はいっくんの授乳タイム。授乳室があるはずだが、見つからないので、おむつ替え台つきのトイレで授乳。その間、両親は搭乗手続きをする。到着したのが、15:25。15:50発が16:10に延びたので、まだかなり余裕があったが、せっかちな両親は待ちきれず、すぐに搭乗口に向かおうとする。授乳が終わった息子夫婦が急いで合流し、ギリギリのタイミングで二人を見送った。

 そのあと、イタリアンレストランで軽食を食べながら歓談…のはずが、みんな疲れてぐったりしている。気の毒なので、早々に解散した。結婚式の翌日だもの、当たり前だ。それでも、こうやって見送りにきてくれた息子夫婦と娘には、いくら感謝してもしたりない。おかげで、両親はとても幸せそうだった。いい親孝行ができて、よかった。

2010年10月12日

デフォルトに戻る

 いきなりサイトデザインがデフォルトになってしまって、自分でもびっくりしている。PDA博物館に不具合があり、その設定を探すために、こちらをその実験台に使っていたら、こんなことになってしまった。さっぱりしすぎて味気ないが、しばらくはPDA博物館で手一杯なので、こちらをいじる余裕はない。ということで、しばらくデフォルトのままになってしまうが、ご容赦のほどを。博物館が終わって、ひと息ついたら、なんとか治そうと思う。

 一昨日、息子の結婚式に出席した。その前後、私の両親が天草から上京してきた。そんなこんなで、大変喜ばしくも慌ただしい三日間を過ごした。その影響だと思うが、今日はなんだか全身がダルい。トップスピードで走るのは無理そうなので、少しずつ体をならしながらソロソロと復帰中。

2010年10月20日

flavors.me

 こんなサービスがあるというので、始めてみた。

flavors.me

 誰でもすぐに始められる、簡単かつおしゃれなWebコンテンツのまとめサービス。TwitterやFacebook、Flickrなんかを使っている人が、「私の香りはこんな感じ」と自己紹介するのに便利だと思う。有料だと独自ドメインが使えるそうなので、手軽に個人サイトを設置したい人にはいいかもしれない。

flavors.jpg

2010年10月30日

「どんどん絵を描きたい」

 「カラフル」という番組に出ていた小学六年生の了禅くんが気になった。彼は、絵を描くのが好き。だが、見たままを書くのではない。特に、色は違う。ゴリラの顔は紫で、カバはピンク。心が咎めている深海魚の目の色は、黄色に塗る。彼は、見たままを描けといわれると悩む。自由に、描きたいように描くのが好きだからだ。絵の先生が、絵のテーマを出す。しかし、彼はなにも感じないものは書きたくないという。

 ある日、家族で水族館に行った。深海魚を見たとき、彼はスケッチブックを取り出して描き始めた。「“気持ち悪い”の中には、ふつうとは違ったところがある」。その、普通ではないところに惹かれ、描きたくなるようだ。

 彼の父は、指輪を作る職人。いつも自宅で、指輪を作っている。彼は、父の作業部屋にいつ入ってもいいと言われている。父のそばで、彼は自分の描きたいものを描く。面白くて、一晩やっても飽きないそうだ。父は、そんな彼の様子をたまにちらっと見たりするが、あまり口は出さない。よい家族に育てられている。たいへん恵まれた環境だ。

 何かを感じたとき、それを絵を描くという方法を知っているから、彼は幸いだと思う。それも、とても早い段階で、その方法を手に入れたということは、彼にとって大きい。彼は、きっと何か特別なことをなし遂げるだろう。

「どんどん絵を描きたい」10月28日放送(http://www.nhk.or.jp/school-blog/300/63253.html)