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容疑者Xの献身



 初日、朝いちの回を予約して鑑賞。この日を、一年もの間、待っていたのだ。もう一秒たりとも待つ気はない。


 ところで、映画をひとつのレジャーとしてとらえるならば、映画館自体もしっかり選んだほうがいい。豊洲ららぽーとにある「ユナイテッド・シネマ豊洲」は、広くてきれいでサービスも完璧。このところ行った映画館の中ではダントツだった。これまでずっと有楽町や新宿の映画館をねらっていたが、これからはここにしようと思った。


 映画の内容については、今ここでネタバレするわけにはいかないので、詳しいレビューは後日にとっておこうと思う。ただひとつ言えるのは、原作に感銘を受けた読者を裏切るような内容ではなかった、ということ。あの天才石神をやる役者が堤真一だと聞いて、最初はミスキャストだと思ったが、映画を見て納得。一緒に見に行った娘いわく、「あのかっこいい堤さんが、気持ち悪い石神をめちゃくちゃ気持ち悪く演じているところが、とってもかっこよかった!」そうだ。


 最後は、ただただ号泣(私ではなく。私が映画を見て泣くことは滅多にありません。だれが『号泣』したのかは…映画を見ればわかります)。なにもかもが切なくて、悲しくて、でも少し嬉しくて。原作を知っている人も、原作を知らない人も、これはぜひ見ておいたほうがいい。



容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)





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