« 完全復帰! | メイン | たまにはファミレスで »

売れる作品と、惚れる作品

 本日、朝から外回り。移動しながらtwitterで「売れそうな本と、惚れた本。出すなら、どっち?」とつぶやいたところ、処々から反応があった。「両方、どちらかひとつなら惚れた本。出版する理由として自分に納得できる」という意見も、「まず売れそうな本を売って、惚れた方の本は、旬が来るまで温存して機を待つか、伏線を張っておく」という意見も、どちらも納得できる。しかし、本心をいえば「惚れた本が売れるのが一番」であり、そうあってほしいと思う。ま、当たり前だけど。

 夕方、電子書籍書店の方とお話をして、最近の動向と今後の傾向について、現場の意見を伺った。その人いわく、「今の電子書籍市場は、焼畑農業状態。売れるコンテンツがあればみんな押し寄せ、インスタントな作品が乱立し、ユーザーに嫌われて畑がなくなる。一時の流行ではなく、一本、筋を通すことが大切」とのこと。つまり、「これが売れるから、これからはこれを作ればいい」というものはなくなってきているというのだ。

 正直、物を売る側として、これはなかなかしんどい話ではある。しかし、わたしはちょっと嬉しかった。なぜなら、これを都合よく解釈すれば、「売れるものと、惚れたもの。どちらを売れば?」と悩むことなく、「惚れたものを信じて売る!」ということにもなるからだ。好きなものを売って暮らすなんて、こんな幸せなことはない。

コメント (5)

しんちゃん:

いつもども!
>「今の電子書籍市場は、焼畑農業状態。売れるコンテンツがあればみんな押し寄せ、インスタントな作品が乱立し、ユーザーに嫌われて畑がなくなる。

深く御意

なんかメルマガ時代の悪いムード的になってると考えてます。

アメリカ版Kindleのベストセラーリストは1〜5位まですべて$0であることを考えると出版(つーか文字を売って商売にすること)は今までの価値観と全くちがう別物ぐらいにオレは思ってる。
http://www.boingboing.net/2010/03/04/free-ebooks-correlat.html

Free! Why $0.00 Is the Future of Business

http://www.wired.com/techbiz/it/magazine/16-03/ff_free

フリービジネス(≒ビジネス)が主流になってくれば、文字も含めたコンテンツビジネスは、洗脳商材として確立していく。などどいった妄想も随時考えています。

みかんちゃんのご意見反論など聞かせてっちょ♪

真花:

いつもども! ご意見ありがとうございます。
書籍のフリービジネスについて、
私も、いろいろと妄想しています。
ビジネススタイルは、確実に変化するでしょうね。

しんちゃんとは、このテーマについて
ぜひリアルでお話をさせていただきたく。
近く、弊社までお運びいただければ幸甚です。

しんちゃん:

うん 湯島にいくね 4月第三週目以降でもいい??

お土産、生肉と煮込み肉とトンカツどれがいい??

真花:

いつでもいいですよ〜
おみやげは、どうぞお気遣いなく!
甘いものだけ、ご勘弁いただければ。

If you could email me with some hints about how you made your site look this good , I would be thankful!

コメントを投稿