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花を見る

 先日、佳子さんからクレイクラフトを教わって以来、どうも花の形が気になる。自分が模して作る段になり、ようやくその造形、フォルム、色あいがちゃんと見えるようになったようだ。それまでは、なんとなく「花」のイメージをもったまま、ぼんやりと見ていたような気がする。

 そういえば、以前これと同じようなことを感じたことがある。たしか、犬を飼ったときだ。犬を飼う前は、私にとって「犬はみな犬」であり、犬種が違うことすらわかっていなかった。犬に関心をもった瞬間から、犬の顔がそれぞれ見分けられるようになり、その違いを面白いと思うようになった。こうなってから、いかにこれまで自分はものをちゃんと見ていなかったのかということに気づくのだ。

 つまり、関心をもつだけで、いろんなものが楽しく、面白く思えるようになるはずだ。先日、知人が「恋するように人生を歩もう」というブログを書いていたが、たしかにその通りだと思う。

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コメント (2)

ぎた〜ら:

 つまり、ものをホリスティック(holistic)に見ていて、細部(details)に目が及んでいなかったということですね。ありがちなことです。音楽の場合でも、どこに注意を向けるか、漠然としか分からない場合って、ここで述べられている視覚、触覚の場合と同じなんですね。

真花:

コメントありがとうございます。
確かに、ありがちですね。
音楽の場合、同じ曲でも聞こえている音が
人によって違うということを、よく実感します。
自分でも、バンドを始める前とその後では、
楽器の音の聞き分けが全然違っていましたし。

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