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動物として、どうなんだ

 チョコは、食いしん坊だ。麻呂が餌を残したら、それも全部食べる。今日は少々多めに餌を残したようで、それを例によってきれいに平らげたチョコは、腹部がいつもの倍ぐらいにふくらんだ。歩く姿が苦しげで、よく耳をすませると「フンフン」と悲しげな声で鳴いている。きっと、おなかがいっぱいで苦しいに違いない。しばらくフンフンいいながら部屋をグルグル回っていたが、やがて部屋の隅で二度ほど吐いて、ようやく落ち着いたようだ。

 それにしても、どれだけ食べればいいのかわからないものなのだろうか。苦しくなるまで食べるなんて、まるで人間みたい。ずっと一緒に住んでいるから、動物の本能をなくしてしまったのだろうか。

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コメント (2)

 以前、岸田秀という心理学者が『ものぐさ精神分析(正・続)』で人間を本能の壊れた動物、と定義していました。本能が壊れた以上、「共同幻想」の世界で生きていくしかないと。それを受けてか、養老孟司さんが『唯脳論』でそれまでの著作をまとめ、世の中にあるものは人間の頭の中にあるものの外在化だと論じています。

 養老孟司さんの本は『カミと人の解剖学』、『身体から見た文学史』など、『唯脳論』以前の著作の方が読み応えがあるります。因に、荻島さんも養老さんの考えは認めています。茂木さんはだめってw

 さて、いわゆるペット、人間の2、3歳の知能を持っているといいます。本能を人間ほどはなくしていないでしょう。ただ、食べるということに関しては確かに微妙なところかもしれませんね。

ぎた〜ら:

 岸田秀氏は「共同幻想」のなかで生きる生き方を『唯言論』と名付けていました。

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