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みんな、悲しい

 昨夜のショックが、まだ尾をひいていて、なかなか気が引き立たない。うちの社員も、吉若氏の訃報を聞いて、ショックを受けていた。ましてや、同じ会社に勤めている皆さんのショックは、さぞ大きかろう。業務連絡で何度か電話したが、皆さんとても暗い声だった。やはり吉若さんは、それだけ愛されていたのだろう。本当に、惜しい人をなくした。

 吉若さんの時間は、昨夜20時で止まった。彼の時間は、そこから進むことはない。しかし私たちの時間は、今もなお未来に向かって進んでいる。なにかをしても、なにもしなくても、時は過ぎて行く。吉若さんは、今はじめて時の外に立ち、そんな私たちの様子を眺めているのかもしれない。そう思うと、妙に気持ちが焦る。果たして私は、自分の時間の中で何をなし得るのだろうか。彼がやりたかったことに匹敵するような、なにか意味のあることを、私はやれるのだろうか。