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冷たい雨

 「冷たい雨」といえば、私にとってはユーミンだが、最近はELTだったりするのかな。「冷たい雨にうたれて町をさまよった」という歌詞を頭に浮かべるだけで身も心も凍りそうになるが、今日はまさにそんな空だった。今日の打ち合わせは、表参道。電子書籍を出していただけないかと、とある作家さんに声をかけたところ、「一度お会いして考えたい」というお返事だったので、顔あわせに出かけたのだ。

 ネット全盛時代、電子書籍の作家さんと「一度も面識がない」ということも珍しくない。打ち合わせはほとんどメールで済んでしまうし、校正も入稿もすべてメールを使うから、会う必要がないのだ。効率がいいといえば確かにそうだが、それでもやっぱり、直接顔をあわせた相手は違う。今日お会いした作家さんは、「大丈夫だとは思ったのですが、やはり直接会って、どういう方か知りたかったものだから」と言っていた。それは確かにそうだろうと思った。ということで、今年はできるだけ作家さんのところに赴き、お会いしてお話するようにしようと思う。すでにお世話になっている方も、これからお世話になる方も、できるだけ直接お話するようにしていこう。

 夕方から、校正を進める。岸田裁月さんの「殺人博物館」、次号のテーマはいよいよ連続殺人犯だ。岸田さんは、一般には謎の人物と言われているが、実は何度かお会いしたことがある。作品も非常に特徴的でユニークだが、ご本人は作品以上だ。以前この日記にも「本物の天才をみた」と書いたが、まさにその通り。このことを、先週お会いした方にお話したところ、「どこを見て、天才と思われたのですか」と質問され、言葉に詰まった。たしかに、彼のどこを見て「天才」と思ったのか、私にはその理由がうまく説明できない。「直接会ってもらえれば、すぐにわかります」としか言えないのだ。