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栗本薫さんの訃報に思う

 昨日10時半頃、timelogでPalm介氏が「栗本薫さんが亡くなったらしい。 御冥福をお祈りいたします」と書いていたのを見て、驚いた。

 栗本薫さんのことは、個人的にはあまりよく知らない。しかし、そのご主人である今岡氏とは少し縁がある。今岡氏の名前は、NIFTYのFROCKフォーラムでよく見かけていた。私的には、今岡過激団というバンドで、その名の通り過激なパフォーマンスをしている人という認識だった。つい先だって、今岡氏の還暦記念ライブの様子をDVDで見たばかりだったが、そこにもたしか今岡氏と栗本薫氏が参加していたはず。同バンドでギターを弾いていた荻島氏によると、「(栗本さんは)朗らかにピアノ弾かれていたのに」とのこと。

 Palm介氏の発言を見た後、mixiにある今岡氏の日記を読んでみたら、たしかにコメント欄に「奥さんが昨日の夕方、他界しました」とあった。そのコメントを見て、改めて胸が痛くなった。今岡氏の悲しみが、静かに伝わってくる。

 ところで栗本薫さん、グイン・サーガの作者として有名だが、実は私はまだこれを読んだことがない。ネットやmixiで、驚くほど多くの人が「グイン・サーガの続きが読めなくなるなんて!」と悲しんでいるのを見て、これほど読者に悔やまれる作品はどれほどのものだろうと興味がわいた。いまさらではあるが、完結しないのは承知の上で、あえて最初から読んでみようかと思っているところだ。

 そこで思い出したのが、アガサ・クリスティ。彼女は、自分の死期を悟り、自分が逝く前にエルキュール・ポアロを死なせておこうと思い、「カーテン」を書いたという。きっと彼女は、エルキュール・ポアロの小説を、ほかの誰にも触らせたくなかったのだろう。誰もなにもできないように、彼女と一緒にあちらの世界に連れていってしまったのだろう。それほどまでに彼女はポアロを愛していたと思うと、感慨深いものがある。

 栗本薫さんも、もし自分の運命をわかっていたとしたら、きっとグイン・サーガを最後まで書きたかっただろうなあと思った。「あれはああなって、こうなって、最後はこうなるのよ」と、きっとみんなに教えたかっただろう。でも、すでに他界してしまった身では、続きを書くことができない。それが本当にお気の毒だと思った。

 それにしても、忌野清志郎といい、栗本薫氏といい、どうして癌という病気は、こうも才能のある人ばかり狙って、あちら側に連れていってしまうのだろう。

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