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阿修羅展にいってきた

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 話題の阿修羅展にいってきた。「すごい人だよ。混んでるよ」と散々おどされていたので、開場時間には到着する段取りで出かけたが、途中で不忍池の花に見とれてしまい、5分ほど遅刻。すると、すでに長蛇の列だ。入場まで30分ほど並んだ。

 入ってすぐに展示をみるかとおもいきや、阿修羅フィギュアが欲しくてたまらない相方が、すぐに予約ブースへと向かう。一人一体限定ということで、私と相方が一体ずつ予約した。つまり、うちには二体の阿修羅が飾られることになる…。
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 展示会場は、とにかく人が多くて、じっくり鑑賞する雰囲気ではなかった。ガラスケースに入っていない状態のまま、近くで鑑賞できるチャンスなんてそうないのに、もったいない話だ。

 それでも、念願だった阿修羅像の後ろ姿は、しっかり観察した。そこでわかった事実だが、三つの顔は、それぞれ120度ずつ均等に配置されているのではなかった。両側の顔は、もう少し前寄りにあった。真後ろからみると、顔は見えず、そこには耳が4つだけあった。この事実には、少なからず驚かされた。

 帰りにお土産としてBRUTUS(仏像特集)とオリジナルDVDをかった。このDVDが、想像以上に素晴らしい内容だった。凸版印刷のバーチャルリアリティ技術により、当日の興福寺が蘇るという企画と、阿修羅像の塗装をとったらどう見えるのかという企画が収録されていて、興味深かった。
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