【車旅】那智の滝の前で立ち尽くす

2023年2月、和歌山県を巡る旅の途中で那智の滝を見に行きました。那智の滝は、和歌山県那智勝浦町にある日本三大名瀑のひとつ。高さは133メートルで、日本一高い落差を誇る滝として知られています。

それまで私は「那智の滝」をみたことがありませんでした。もちろん名前は知っていましたが、大きな滝というイメージしかありませんでした。今回の旅でも「せっかく和歌山に行くのだから、那智の滝ぐらい見に行くか」とぐらいのノリでした。

ところが、現地に着いてすぐに私はその認識を改めることになります。もっと正確にいうと、現地に着く前でした。車で現地に向かう途中、カーブを曲がってすぐ眼に飛び込んできたのは、高い山から滔々と流れ落ちる滝の姿でした。

それはもう、滝という言葉ではとても言い表せません。とてつもなく大きく神聖なものが目の前に現れたというのが率直な印象です。初めて富士山を見たときに感じた衝撃に、とてもよく似ています。

那智の滝は、古くから神聖な場所として崇められてきました。滝の上には那智大社があり、滝の水は神の力を持つと信じられていたとのこと。その言い伝えも、眼前に広がる風景を見れば実感できます。その姿は、もう御神体にしか見えませんでした。

那智の滝に着くと、滝壺まで降りることができる遊歩道がありました。かなり傾斜がある舗装されていない道なので、少し歩きにくいと思いますが、トレッキングシューズまでは必要ないと思います。間近で見る那智の滝の壮大さは、とても言葉では言い表せません。ぜひ現地にいって感じてください。

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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