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カテゴリー:書評
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【隠居の書棚】 #08 『プレゼント』若竹七海
全世界的パンデミックというSFの中の出来事を実体験せざるを得なくなった昨今、皆さん、いかがお過ごしだろうか。 僕はというと、釣りも、読書も、映画も、海外ドラマにもなんだかのめり込めず、ただ、だらだらと腐った籠城生活… -
【隠居の書棚】 #07 『アリバイ崩し承ります』(大山誠一郎)考察
前回に続き、2020年初頭のドラマで登場した三人目の女性探偵(原作付き)をご紹介しよう。美谷時計店の若き店主、美谷時乃である。 この女性、ドラマでは浜辺美波が演じている。浜辺美波といえば、昨年末公開の映画『屍… -
【隠居の書棚】 #06 ドラマ『ランチ合コン探偵』など
新型コロナウイルス禍が続いている。暇なおっさんは、家に引きこもっていることしかできない。もともとインドア派なので、そのことは別に苦でもなんでもない…はずなのだが、なんとなくどよーんとした気持ちが続いている。読書や原稿… -
【隠居の書棚】 #05.5 映画『ナイブズアウト』補遺と考察
『ナイブズアウト』を再び観た。初回の感想については、先日公開されたこちらの記事をみて欲しい↓ https://www.office-mica.com/magazine/entry/2020/02/10/145… -
【隠居の書棚】#05 映画『ナイブズアウト』ライアン・ジョンソン
〈隠居の書棚〉というタイトルの本コラムだが、今回は映画をとりあげる。『ナイブズアウト』だ。先週金曜日(2020年1月31日)に観て以来、一刻も早くご紹介せねばと思った。映画は、やはり上映期間中に劇場で観るのがベスト。… -
【隠居の書棚】 #04 『ディオゲネス変奏曲』陳浩基
前回、コラムが長くなりすぎて積み残してしまった陳浩基の短編集『ディオゲネス変奏曲』について触れておこう。今回は、そんなに長くならないようにしたい。 そもそも、このコラムは、頼まれた分量を常に大幅にオーバーしており、… -
【隠居の書棚】 #03 『13・67』陳浩基
ネット書店では、本との偶然の出会いがなくなると言われるし、実際そう感じることも多い。だが、何事にも例外はある。ネット書店は、絶版になった小説や古い雑誌の膨大なデータベースでもあり、そこに思いがけない出会いが生まれるの… -
【隠居の書棚】 #02 『medium[メディウム] 霊媒探偵城塚翡翠』相沢 沙呼
第一回のコラムで「特殊設定」について触れたが、近年、特殊設定とそれが生み出す新ルールによる謎を描いた本格ミステリは、かなり多い。もはやブームといっていいかもしれない。『屍人荘の殺人』の大ヒットで、ますますその傾向が強… -
【隠居の書棚】 #01 『屍人荘の殺人』今村昌弘
◆特殊設定についてばらす 『屍人荘の殺人』は、2017年度の4大ミステリ賞をデビュー作で総なめにし、以後常に書店にうず高く積まれ、来月(2019年12月13日)からは映画が公開されるという、話題の作品である。 …