【車旅】富岡製糸場でバンワーク

またの旅に出ています。初日は群馬県でバンワーク。……といってもこの暑さですから、昼間の車内では仕事なんて無理。ということで、今回も快活CLUB富岡店でお仕事しました。

仕事を終えた後、「せっかく富岡に来たんだから」と、急遽「富岡製糸場」を見にいくことに。調べてみると、閉館時間は16時半。このとき15時半でしたから「1時間ちょっとだけど、まあ大丈夫でしょう」と入館しましたが、この判断をあとで悔いることになります。

雰囲気のある入場券売り場

最初に入ったのは東置繭場、つまり繭を保管していた場所ですね。中に入ってみるとずっと奥まで続いていて、しかも2階建。こんな広い建物が繭を保管するだけに使われていた、しかも「東」ですから「西」もあるわけです。ここをみるだけで、この施設がとんでもなく広いということがわかります。

東置繭場。この袋の手前にも、同程度のスペースが広がっています
奥にあるグレーの円筒が「鉄水溜」。製糸のときに必要な水が溜められていました。
日本で現存する鉄製構造物では最古級のもので、重要文化財です
フランス式繰糸機復元機「ブリュナエンジン」。日曜は動いているところが見られるのだそうな

ここまで見たところで疲れ果て、そろそろ終わりかな……と思ったら、まだまだ見なければならないものがたくさん残っていました。時刻はすでに16時半。閉館の時間なのでは……と心配しましたが、みなさん「どうぞ見ていってください」と言われるので、お言葉に甘えてもう少し見せていただくことに。

当時使われていた社宅。ほかにも何軒かあって、その一部は中も公開されていました。
私は昭和の懐かしい建物を見て、ノスタルジックな気分に
社宅のキッチン。床が一段低くなっています。
簡素だけど清潔で整っていて、ちょっと憧れました
繰系所。ここで女工さんたちが仕事をしていたようです
繰系所の中には、長さ約140mの巨大な工場がありました。
ここにはフランス製の繰糸器300釜が設置されているとのこと

ここにご紹介している施設はごく一部で、ほかにも首長館や女工館、診療所など、さまざまな建物がありました。もう少し時間があれば、ゆっくり見られたのですが……残念。次に行く機会があれば、十分な時間を確保したいと思います。

歩き疲れて駐車場のハイエースに戻ると、またまた急ぎのお仕事が。秋葉さん、制作したての新デスクにノートパソコンを広げて対応しています。観光の合間にこうやって仕事ができるのも、バンワークのメリットです。

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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