カテゴリー:書評
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【真花の本棚】映画『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』ライアン・ジョンソン
〈真花の書棚〉というタイトルの本コラムですが、今回は映画をとりあげます。なに、ご心配は無用です。以前、本家の白井さんも『ナイブズ・アウト』映画を取り上げたことがありました。 https://www.office… -
【真花の本棚】霊媒探偵・城塚翡翠シリーズ「invert II 覗き窓の死角」
現在、日本テレビでドラマ放映中の「霊媒探偵・城塚翡翠」の原作『medium(メディウム)霊媒探偵城塚翡翠』(相沢 沙呼)は、この「ミステリ倶楽部」でもすでにご紹介しています。 https://www.offic… -
【真花の本棚】現象学探偵、矢吹駆。本質直観で犯罪の真理に迫る!
先月末、「矢吹駆シリーズ」の最新作「煉獄の時」が出版されました。実に11年ぶりの新作とあって、このシリーズのファンは大いに喜びました。「別冊マイカ」で「ミステリ倶楽部」を書いていた白井さんも、そのひとり。彼がとても熱心… -
【書評】博士の愛した数式(小川洋子)
「週刊ポッドキャスト生活」でおなじみの佐藤新一さんが、ご自身のポッドキャストでこの本を紹介されていたので、私も読んでみることにしました。 [itemlink post_id="9683"] 同名の映画は20… -
【隠居の書棚】 #11 多重解決ものって何だろう(1)
今回取り上げる本 ・『毒入りチョコレート事件』アントニー・バークリー ・『ギリシャ棺の謎』エラリー・クイーン ・『ワトソン力』大山誠一郎 ◆ご存知ですか? 多重解決。 今回は多重解決ものミステリについて、… -
【隠居の書棚】祝・10回!インタールード
今回は、番外編です。 このコラムも、おかげさまで前回で10回を迎え、半年以上の時間がたちました。この間、世界的パンデミックという未曾有の大災害が発生し、それは現在も継続中です。ミステリは不要不急の文化かもしれませんが… -
【隠居の書棚】 #10『静かな炎天』若竹七海
前回紹介した『Pillars of Eternity II: Deadfire』がダウンロードコンテンツまで含めて翻訳を完了したというニュースが昨晩入った。分厚い小説何冊ぶんという量の難解な英文を、わずか二年で(趣味… -
【隠居の書棚】 #09 『暗い越流』『さよならの手口』若竹七海
コロナ禍の引きこもり状況で、有志翻訳された大作RPGをやっていると、前回少し話した。あれからひと月半たったが、実はまだ終わっていない。ほぼ終盤まで来ているのだが、そこで止めて、DLC(ダウンロードコンテンツ=ゲームに… -
【隠居の書棚】 #08 『プレゼント』若竹七海
全世界的パンデミックというSFの中の出来事を実体験せざるを得なくなった昨今、皆さん、いかがお過ごしだろうか。 僕はというと、釣りも、読書も、映画も、海外ドラマにもなんだかのめり込めず、ただ、だらだらと腐った籠城生活… -
【隠居の書棚】 #07 『アリバイ崩し承ります』(大山誠一郎)考察
前回に続き、2020年初頭のドラマで登場した三人目の女性探偵(原作付き)をご紹介しよう。美谷時計店の若き店主、美谷時乃である。 この女性、ドラマでは浜辺美波が演じている。浜辺美波といえば、昨年末公開の映画『屍…