Webマガジン 別冊マイカ

運動不足解消のために、ちょくちょく散歩に出かけます。
でも、だんだんとルートが決まってくるとつまらなくなってしまうのです。
決まったルートだからラクでいいやと思う日もあるんですけどね。

たまには違ったところを歩いてみたいなぁと思って
GoogleMapを見ていると目に留まったお店がありました。
どうやら古くからやっている町の中華料理やさんで
口コミの評価もよさそうです。
ここらへんはあまり通らない道だし、
お散歩がてらお昼を食べに行ってみることにしました。

そのお店は幹線道路沿いにあって
ふだんならクルマで通りすぎてしまうだけの場所。
店構えはザ・昭和という感じだし、
ガラス棚のサンプル食品はすっかり色が変わっておいしそうには見えません。
先に口コミを見ていなければ、入ってみようとは思えない雰囲気です(笑)

一瞬のためらいのあと、勇気を出して扉を開けると
そこは昭和の雰囲気たっぷりの食堂。
壁には推しと思しきゴルファーの新聞記事や
サイン色紙が貼ってあったり
本棚には渋めのコミックが並んでいたりしました。

平日のランチ（定食）は５、６種類あったかな。
土日は定食が３つぐらいであとは一品料理のようです。
わたしは口コミで評判がよかった「唐揚げ定食」を注文しました。
相方は「酢豚定食」です。

パッと見だけだといろいろ心配になる佇まいだけど（失礼）
古くから営んでいらっしゃるようだし、
コロナ禍も乗り越えてきたのだから、
このお店を支えているお客様はけっこういるんだろうなぁ。
……ということはおいしさにも期待ができるかも。
と思いながら待つことしばし。

「はい、どうぞ」
と奥さんが運んできてくれた定食は
長く愛されてきたことがわかる町中華の味でした。
「今日のお料理がおいしかったから
ほかのお料理も食べてみたくなるね」と相方にも好評。
またひとついいお店を見つけちゃいました！