【車旅】仁淀ブルーはグリーンだった

最近、仁淀ブルーに夢中です。これまでは「仁淀川」という名前すら知りませんでしたから、おそらく「仁淀ブルー」として知られるようになったのは最近のことなのでしょう。YouTubeやInstagramを検索すると、目を見張るほど美しいブルーの映像が数多く投稿されています。その不思議な青に魅せられ、憧れていました。そこで今回、高知旅の目的地のひとつとして仁淀川を設定したのです。

当日は朝早く「南国SA」を発ち、「中津渓谷」を目指しました。山の中のクネクネ道は、ときに「通れる?」と心配になるほど細かったりしましたが、わがハイエースは力強く進んでいきます。そしてたどり着いたのが、中津渓谷自然公園。少し手前にきれいな渓谷が広がっていたので、車を停めて降りてみました。大きな岩がゴロゴロ転がるなか、透明度の高い水がさらさらと流れています。

はじめは素晴らしい景色に嬌声をあげていましたが、ふと冷静になって水面を見ると、ううむ、ブルーに見えない…。むしろきれいなエメラルドグリーンです。場所が悪いのかと思い、もう少し上に上ってみることにしました。数メートル走ると細い坂があり、そこをぐんぐん上っていくと「中津公園」があります。

きっとここならきれいなブルーが見られるのだろうと、勇んで川のそばに降りていきましたが…

やはりグリーン。どう見てもブルーではありません。諦めきれず、どんどん奥まで進んでみましたが、どこまでいっても同じ。繰り返しますが、景色はとても素晴らしく、いつまでも見惚れていられるほど。ただ一点残念なのは、色がブルーではなくグリーンということ。「ブルーが見たい!」という気持ちさえなくせば、「よい景色を鑑賞できた」と満足できるのですが…。

どこまでいってもグリーンなので、途中で諦めて車に戻りました。仁淀ブルーを見る方法を調べてみたところ、おそらく光が強く当たっている季節や時間帯を選ぶ必要があるようです。真夏の午後でしたら、青く見えるの…かな? 見事な「仁淀ブルー」をご覧になった方は、そのときの条件など教えてください。またリベンジします。

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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