【はじめてのChatGPT】 ChatGPTの回答が改憲議論にも使われる!?

秋葉です。先月、こんな記事が公開されました。

チャットGPT「9条改正は丁寧な議論を」 国民・玉木氏が紹介 | 毎日新聞 (mainichi.jp) 。

記事の冒頭は次のようになっています。

国民民主党の玉木雄一郎代表は27日の衆院憲法審査会で、対話型の人工知能(AI)「チャットGPT」に憲法9条を改正すべきかどうか尋ねたところ、改憲派と護憲派の意見対立があるとして「丁寧な議論」を求められたと紹介した。

この文章だけでは具体的にどんなプロンプトを使ったのかわかりませんが、おそらく賛成派・反対派それぞれのペルソナを作って「どういった議論が必要なのか」という文章を出力させたのでしょう。

ex)「憲法9条の改正について、賛成派・反対派それぞれの意見を書き出し、どういった議論が必要かおしえてください」

こんな感じのプロンプトを使えば、似たような出力になると思います。

ただ、実際にどういったプロンプトを使ったのか、そのプロンプトの前にはどういったプロンプトを入力していたのかによって出力は変わるので、その通りにはいかないと思いますが……。

ともあれ、議員がChatGPTを使う意味は大きいと感じます。ChatGPTを使うことで様々な視点で物事を捉えることができるからです。

上の例では「賛成派」「反対派」というシンプルな役割を与えていますが、普段陳情に来ないような人達のペルソナを作れば、その人達の意見なども聞くことができそうです。

また、新しい取り組みのメリット・デメリットや、どういう人達に影響が及ぶのか。問題がある場合、どうすればそれを最小化するのかということを考える際にも役に立つと思います。

ChatGPTの回答が正しいかどうかはきちんと検証する必要がありますが、多角的な視点で物事を捉えて考えたいときは、かなり有用なツールになります。

ChatGPTを上手く使うことで立法のあり方も変わるかもしれません。そういった意味では、これからの日本を変えていく可能性もありそうです。

秋葉 けんた

投稿者プロフィール

IT系のライティングを担当。
書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。

 ●これまでの主な仕事
PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。

 ●連絡先
メール:kenta@office-mica.com

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