【群馬 vs 新潟】ご当地カツ丼対決!果たして軍配が上がるのは……?

先日、群馬と新潟に行ってきました。今回の旅の裏テーマは「ご当地カツ丼」です。某出版社の編集者であるOさんはソースかつ丼に造詣が深い方。彼が「群馬と新潟に行くのであれば、ぜひカツ丼の食べ比べを!」と言うので、チャレンジしてみることにしました。

まずは群馬県から。7年前、桐生市の藤屋食堂という店で「ソースかつ丼スタンダード」を食べたことがありました。藤屋食堂は、志多美屋と並ぶ人気のお店。はじめてのソースかつ丼体験でしたが、とても好印象だったことを覚えています。

今回訪れたのは「志多美屋本店」。本店というからには支店もあるのですが、桐生市在住の友人曰く「そっちは肝試しレベルだからぜひ本店へ」とのこと。肝試しに興味は湧きましたが、今回は純粋(?)なカツ丼食べ比べということで、本店にしました。

ソースかつ丼のカツはロースとヒレがあり、この店で普通に頼むとヒレが出てきます。カツの数は4個と6個のどちらかを選ぶことができますが、まだツアー序盤ということで4個にしました。

ごはんの上に乗っているカツはソースをくぐらせているはずなのに、意外にもサクッと軽い食感。私はあまり揚げ物が得意ではありませんが、このカツはあまり油がしつこくないせいか、どんどん箸が進みます。写真で見ても分かるとおり、かなり厚めのしっかりとしたカツですが、お肉が柔らかくてビックリ。ごはんにもちゃんとソースがかかっていて、最後まで美味しく食べられました。

次に訪れたのは、新潟市内にある「とんかつ太郎」。Oさんに「志多美屋ととんかつ太郎を続けて食べられるだなんてうらやましすぎる」と言わしめるほどの名店なんだとか。人気のお店らしく、開店早々店頭に行列ができていましたが、回転が速いのか、すぐにお店に入ることができました。

ここで食べるのは「タレかつ丼」。カツにかかっているのはソースではなく「醤油タレ」です。新潟ではタレかつ丼の人気が高く、新潟スタンダードとして認知されているそうです。早速「タレかつ丼」を頼んでみました。メニューの名前はただの「かつ丼」です。

ごはんの上に4枚のカツ。志多美屋と比べると若干薄めのロースです。こちらもお肉は柔らかく、サクッとかみ切れました。タレは醤油とみりん、酒を煮切ったようなお味が甘塩っぱくて、とても美味。カツを一口食べて、ごはんを一口というペースで食べ進めましたが、早々にごはんがなくなってしまいました。

ということで、今回「ソースかつ丼」と「タレかつ丼」を食べ比べた訳ですが、どちらに軍配を上げればいいか、正直とても迷います。どちらも美味しいんですよ、本当に。このためだけに群馬や新潟に行ってもいいと思うほどです。

ですが強引にどちらかを選ぶとしたら、私は「タレかつ丼」です。理由は単純で、ソースより醤油が好きだから。しかし、その私に「ソースかつ丼美味しい!」と思わせた志多美屋は、やはり相当の実力店なのでしょう。

もし群馬や新潟に行くついでがありましたら、このお店は絶対にお勧めです。忘れないうちにGoogleマップでブックマークしておいて下さいね。

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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