【車旅】「日本一周でいちばん美味しい食べ物」を食べてきた

9月22日から26日まで、してきました。訪れたのは、福島、山形、宮城の3県。東京からかなり離れていたので、いつもよりハードスケジュールで移動しました。1日400キロ近く走った日もあったほど。

あまり時間がなかったので、今回、山形県は諦めようと思ったのですが、どうしても諦められない事情があり、無理をして行ってきました。その理由は、これ。

軽バンで日本一周を成し遂げた「けんじとあかり」のお二人が、口をそろえて「日本一周して一番美味しかった」と断言されていたのが、山形県にある「一寸亭」の「肉そば」でした。

「美味しいを超えた」「一口食べて驚いた」とおふたりが絶賛するので、「これはもう食べるしかないでしょう」ということで、頑張って行ってまいりました。

山形県に入ったのは23日。昼間に福島県の「さざえ堂(これもずっと行きたかったところ!)」を見て、道の駅で少し仕事をし、3時には出発して夕方6時過ぎに「一寸亭本店」に到着しました。

一寸亭は夕方5時から開店するということで、6時ならまだ大丈夫だろうと思っていたのですが、いざ店に向かってみると、なんと閉店…。

一寸亭本店。開店直後でないと食べられないかも

定休日ではないはずなのに、と思いながらドアの前に貼られている紙を見ると、「売り切れになり次第閉店」とありました。つまり、この日ご用意されていたそばは、開店してわずか1時間で売り切れてしまったということなんですね…。

人気店とは聞いていましたが、ここまで凄まじいとは。あまりのショックにしばしドアの前に佇んでしまいましたが、どうにか気を取り直し、明日出直そうということになりました。

そして翌日。本店は客が多いのではと予想し、支店に向かいました。10時開店ということで、念のため9時半には現地に到着。ドアの前に立って開店を待っていたら、店員さんに「まだ時間がありますし、この時間はあまり混まないので」と言われたので、おとなしく車のなかで待つことにしました。

店の前にあるたぬきさん

そして開店と同時に入店。席に着くと同時に「冷たい肉そば!」と注文し、できあがるのを待ちました。ああ、気持ちが急く…。

まもなく現れたのが、これ。動画で見たのと同じ「冷たい肉そば」です。

期待高まりつつ、まずスープを一口。「!!」と衝撃が走りました。これはもう、私が知っている蕎麦ではありません。しかし、それではなにかと言われても…うまく表現できそうにありません。ただもう、美味しいとしか。

ツユは濃厚で、そばというよりラーメンに近いのかもしれません。が、そこまで濃くもくどくもなく、あっさりさっぱりだけど濃厚。一度飲み始めたら、手が止まりません。いつもはツユを残してしまう私が、最後の一滴まで飲み干してしまいました。蕎麦は、あっさりとしたお味。だからこそ、このツユによく合っているのだと思います。上に乗っている鶏肉も美味しくて、どんどん箸が進みます。

天ぷらは、カラッと揚がっていてとても美味。サクサク食べられます。おそらくこの天ぷらもかなりのクオリティだと思いますが、あまりにも肉そばが美味しすぎて。

そんな調子なのであっという間に食べ終わってしまいましたが、食後の満足感も高く、しばらく幸せな気持ちが続きました。ちょっと遠いけど、このためだけにわざわざここまで来る価値はある! 絶対にまた来ようと心に誓いました。

なお、この「肉そば」は通販でも購入できます。今年の大晦日は、このそばで年を越したいと思います。

「山形一寸亭」の通信販売サイトはこちら

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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