里帰り出産、本当に必要?誰も辛くない産後サポートスタイルを考える

実績

イマドキ夫婦にぴったりの理想の産後サポートとは

孫5人のばぁばである私が、息子夫婦&娘夫婦の出産を経験し、現実にあった産後サポートのあり方について考える「ばぁばの本音」連載、第3回目の記事では、前回に続き、NPO法人孫育て・ニッポン理事長であり、「3・3産後サポートプロジェクトリーダー」でもある棒田明子さんと、「毒親」「墓守娘」という言葉の生みの親であり、心理学者・臨床心理士である信田さよ子さんのお二人に話を聞きました。

江戸時代から続いている「里帰り出産」は、臨月を迎えた妊婦が自分の実家に帰り、実の親に出産後のケアをお願いするというもの。しかし、前回の記事でご紹介した通り、実はこの間に家族間でいろいろな揉め事が生じます。結果、本当はしっかり体を休めなければならないママが実家にいられなくなったり、娘のためにと思って張り切っていた親が娘に嫌われてしまうようなことが、わりと頻繁におきているようです。

さらに最近は、実家の母親が現役で仕事をしていることが多く、満足にケアできないという事情もあります。

せっかくのおめでたい出産というイベントを、「母とうまくいかなかった」「娘に嫌われてしまった」という悲しい記憶として残さないために、なにができるのでしょうか。今回の記事では、イマドキの事情にあった3つの産後ケアスタイルを提案。実家も自分も赤ちゃんも、みんながハッピーになれる産後ケアスタイルについて解説します。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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