バンワークにオーブントースターを導入!

バンワーク

私たち夫婦は、2022年から愛車のハイエースで「バンワーク」の日々を満喫している。車で移動しながら様々な場所で仕事をするこのスタイルは、私たちにとって理想的な働き方となった。

ハイエースの荷室には座席がなく、キャンピングカー仕様に改装されており、仕事用デスク、畳敷きの寝室、そして簡易キッチンを備えている。限られたスペースながら、生活に必要な機能をすべて詰め込んだ移動オフィス兼住居だ。

電子レンジではトーストが焼けない…

簡易キッチンには電子レンジを設置していたため、旅先のスーパーで購入したお惣菜やコンビニの冷凍食品を温めて食べることが多い。これはこれで重宝しているが、朝食時には少し不満を感じていた。

朝食はトースト派で、相方はチーズとハムを乗せたハムチートースト、私は納豆とすりごまをかけた納豆トーストが大好き。家にいる時は、毎日それを食べていた。しかし電子レンジでは、あの香ばしく焼けたトーストの食感や風味を再現することができない。パンを温めることはできても、表面がカリッと焼けた美味しいトーストにはならないのだ。

バンワーク生活を始めてから、この小さな不満がだんだんと大きくなっていった。各地を旅しながら仕事をする充実した日々の中で、朝食だけは少し物足りなさを感じていたのである。

オーブントースター導入という決断

そこで、思い切ってオーブントースターを導入することにした。車内という限られたスペースに新たな調理器具を追加するのは勇気のいる決断だったが、美味しい朝食への憧れが勝った。

選んだのは縦長二段タイプのオーブントースターで、一度に2枚のトーストを焼けるようになっている。横幅を抑えた縦型設計のおかげで、狭い車内のキッチンスペースにも無理なくセットすることができた。

特に心配だったのはポータブル電源で動作するかどうかだった。消費電力の大きい調理器具は、限られた電力環境では使えない場合があるからだ。しかし、実際に試してみたところ、問題なく動作した。

待望のトーストを作ってみたら、期待通り、いやそれ以上の美味しさだった。パンの表面はカリッと香ばしく、中はふんわり。旅先で食べるいつもの料理は、なぜか普段より美味しく感じる。

車中飯の可能性が大きく広がった

オーブントースターの導入により、車中飯の選択肢は大幅に広がった。トーストだけでなく、肉や野菜のホイル焼きも手軽に調理できるようになったし、グラタンのような本格的な料理にも挑戦できる。コンビニやスーパーで買った調理パンも、オーブントースターで温め直せば出来たての美味しさを味わえる。

電子レンジとオーブントースターの二つがあることで、調理の幅が格段に広がったのだ。電子レンジの手軽さと、オーブントースターの本格的な加熱調理。この組み合わせにより、車中とは思えないほど充実した食事を楽しめるようになった。

各地の食材を活かした新たな楽しみ

この体験に気を良くした私たちは、オーブントースター料理に興味津々。ネットで調べてみたところ、これ1つでさまざまな料理が楽しめそうだ。これからは、旅先の各地で出会った食材を使ってオーブントースター料理を楽しんでいこうと思っている。地元の特産品や新鮮な野菜、美味しそうなパンやチーズを見つけたら、車内で調理してみたい。

バンワーク生活の醍醐味の一つは、各地の文化や食材に触れられること。オーブントースターという新たな相棒を得たことで、その楽しみがさらに深まりそうな気がする。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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