【バンライフQ&A】旅先で体調を崩したらどうする?

井上です。バンワークに関する皆さんの疑問にお答えしていくコーナー。今回のテーマは「旅先で体調を崩したらどうするの?」です。

旅先で、どうも体の調子が悪いと感じることがあります。家にいるときであれば、ホームドクターに診察してもらいますが、旅先だとそういうわけにはいきません。知らない土地では、病院を探すのもひと苦労です。

これからお話するのは、実際に私の身に起きたことです。先日バンワークで名古屋を訪れた時、朝起きて鏡を見ると顔に出来物ができていました。いつもならさほど気にならないのですが、このときは顔の半分が動きにくいような感覚があり、ちょっと不安になりました。

そこで思い出したのが「ユビー」というサービスです。

ユビーとは、AIを使って問診し、症状から病名を診断するオンラインサービス。自覚症状や既往歴などの情報から、どういった病気の可能性が高いのかを調べて、その候補を提示します。診察を希望すると、その症状にあった近くの病院を検索して予約し、その病院に問診結果をFAXなどで送ることもできます。

このサービスの元ネタは、一時話題になったスマホアプリ「アキネイター」です。アキネイターとは、頭の中に芸能人や有名人、キャラクターを思い浮かべ、ランプの魔神の質問に答えていくと、その名前を言い当てるというもの。実際に試してみて、正答率の高さに驚いた人も多いのではないでしょうか。

ユビーは、医療現場で医師が患者に対して問診する経験をアルゴリズムに反映しており、問いに答えていくうちに症状が絞り込まれていきます。その様子をみていると、まるで名医の診察を受けているような気分になります。

実際にどんなことが質問されるのかをお伝えするために、一例をご紹介します。これはプレスリリース画像なので、当日実際に私が答えていった内容とは違いますが、こんな感じのことが聞かれるというサンプルとしてご覧ください。

質問に答えると、また次の質問が表示されます。「はい」「いいえ」「わからない」という選択肢が示されることもありますが、もう少し具体的に症状を聞かれることもあります。自分の口で症状を説明するのは難しいですが、説明文の候補がいくつか提示され、その中で近いものを選ぶのであれば、なんとか伝えられそうです。質問にどんどん答えていくと、最後にユビーが症状を診断します。

これは実際に私が調べたときに表示された結果です。「帯状疱疹」という文字を見て、ドキッとしました。友人がこの病気にかかったとき、とても大変だったという話を聞いていたからです。その友人から、帯状疱疹の場合は早期に診察を受け、薬を飲むと軽症で抑えられると聞きました。そこで、病院の診察を受けることにしました。

病院を検索すると、いくつか候補が表示されます。調べてみると、今いる場所から30分程度で行けそうな距離でした。その病院の診察を希望すると、それまでの問診内容が病院に送られて、「電話で予約して下さい」という指示が表示されました。電話したあと病院に行くと、すでに問診内容が伝えられているせいか、すいすいと診察が進みます。薬を処方した医者は、最後に「道中お気を付けて」と声をかけてくれました。

旅先での不調は体だけでなく心にもダメージを与えますが、今回はユビーのおかげで落ち着いて対応することできました。今後バンワークを続けていく上で、こういったサービスは積極的に利用していきたいと思います。

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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