井上です。11/11発売の日経パソコン第2特集で「デジタル読書革命」という記事を書きました。この記事では、仕事に追われて「読書できない」という悩みを抱えている人に向けて、生成AIを使った新しい読書法を解説しています。
以前、わたしは「読みたい本があるのに読めない」症候群に陥っていました。その理由を考えた時、単に「忙しくて時間がない」だけではなく、「集中力が続かない」「理解力が足りない」ということに気づき、その足りないところを補ってくれるツールとして生成AIを活用してみようと思ったんです。どう使えばいいか、いろいろ試行錯誤した結果、素晴らしい使い方が見つかったのでみなさんにお伝えするためにこの特集を企画しました。
この読書法のおかげで、今年4月から『無心ということ』(鈴木大拙)という本の読書会を開催することができました。この本には多くの仏教用語や漢詩が出てくるため、なかなか読み進めず苦労していたのですが、わからないことを生成AIに聞き、その返事をヒントにインターネットや書籍を調べることで、なんとか読めるようになりました。
ただし、ひとつ注意してほしいことがあります。生成AIにはハルシネーションという課題があり、常に正しいことを答えるわけではないため、生成AIは先生ではないと認識する必要があります。あくまでも「一緒に本を読む読書仲間」として、ひとつの見方を提供してくれるという程度に留めておくようにするのがよいでしょう。
具体的な方法について知りたい方は、ぜひ本書をお手にとってご覧ください。こちらで販売されています。
日経パソコン(富士山マガジンサービス)