【車旅】旅をすみかに

ちょっと涼しくなってきたなと思ってカレンダーを見たら、8月も来週半ばで終わりなんですね。今年の夏もあっという間に過ぎていきそうです。涼しくなるのはありがたいんだけど、ちょっと物足りないような、寂しいような気もします。

先月に続き、今月もあまりの機会に恵まれませんでした。理由はいくつかありますが、一番大きいのは、やはり気温です。外気温が30度を超えると、車内の温度は限りなく40度に近づきます。

こうなってしまうと、できることはただひとつ。車の外に出て、どこか涼しい施設に飛び込むしかありません。そんなわけで、今年の夏は何度も快活CLUBのお世話になりました。快活CLUBは心と体のオアシスでした。本当にありがとうございました。

もう1つの理由は、都内の現場仕事が集中しているということ。これはもう大変にありがたいことで喜んでお請けしていますが、できれば地方取材のご依頼もぜひお願いしたく。日本国内でしたらどこでも伺いますので、どうぞお気軽にお問い合わせください!

最後にFacebookの友人が書いた素敵なコメントをひとつご紹介させてください。彼は、私たちのバンワーク投稿を見て、こんなことを思ったそうです。

『月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老を迎ふる者は、日々旅にして、旅をすみかとす。古人も多く旅に死せるあり。』

僕、この「舟の上に生涯を浮かべ」というのすごく好きなフレーズなんです。井上さんは「バンの上で生涯を走らせ」という感じになるのかなあ。(うらやましい)」

彼が引用したのは「おくのほそ道」(松尾芭蕉)の冒頭に出てくるフレーズです。この投稿を読んで私が胸をときめかせたのは「旅をすみかとす」という言葉。バンライフを実践されている方は、まさにそんな日々を送っているんですよね。「旅をすみかにしたい」という気持ちは、今も昔も同じということなのでしょうか。

9月に入ったらもう少し気温も落ち着くはずなので(そうあってほしい!)、改めてハイエースの上で生涯を走らせてみたいと思います。

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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