【週刊ポッドキャスト生活】#29 Spotifyに「Netflix Hub」日本版が開設

動画配信サービスを提供している「Netflix」が複数のポッドキャスト番組を開設しているのはご存知でしょうか?

先日、Spotifyの中に『Netflix Hub』の日本語版が公開されました。

アメリカ、イギリス、ブラジルなどを含む15カ国で公開されていた、SpotifyにあるNetflix関連のコンテンツを集約したページで、ユーザーの好みに合わせて更新されるページのようです。

今回、日本版が公開され、、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『イカゲーム』『全裸監督』などの公式プレイリストも新たに公開されました。Netflix作品のサウンドトラックなども表示されています。その他、Netflix関連のポッドキャスト番組も掲載されています。

Netflixの動画作品と連動したポッドキャスト番組

Netflixの公開するポッドキャスト番組は、音声ドラマのようなものではなく、あくまでNetflixの動画作品を補完するために用意されたもので、動画と連動するものが多いようです。実験的に、毎日ジョークを配信するだけの短いポッドキャストなども公開されています。

「ネトフリアニメ presents 吉田尚記のFUKABOLIX」や「バブル DE ダベル」、「浅草キッドスペシャル副音声Podcast」といった日本独自のポッドキャスト番組も公開されています。

NetflixはApple Podcasts内にもチャンネルが開設されており、19のポッドキャスト番組が公開されています。上記の日本独自のポッドキャストはこのチャンネルには含まれていないようですので、関連番組をふくまると多くの番組があるようです。

Netflixのポッドキャスト戦略

同じ動画配信サービスである、日本版のHulu(米Huluとは運営母体が別)では、同サービス内に音声コンテンツを用意しています。あくまでHuluの中でコンテンツを提供するという感じです。

しかしNetflixは、音声コンテンツを切り分け、外部に向けてポッドキャストとして公開しています。Huluと比べるとユニークな試みです。

じつは、昨年7月にはAppleのデジタルコンテンツ部門にいた元幹部を採用するというニュースもあり、ポッドキャスト部門を強化するということが伝えられていました。しかし音声コンテンツをメインにするわけではなく、Netflixの動画作品の価値を高めるためにポッドキャストを活用しているようです。

採用情報にもポッドキャストを利用

Netflixは、Netflix作品との連動した番組だけではなく、採用サイトでもポッドキャストを配信しています。YouTube、Apple Podcasts、Spotifyをプラットフォームにし、社員にスポットライトを当てた番組を2018年から配信しており、すでにシーズン5まで公開されています。

採用情報のポッドキャストは日本版も独自に作成されているようです。2022年4月にスタートしたばかりで、現在3エピソードのみ公開されています。

現在、プラットフォームはYouTubeのみのようなので、今回の「Spotify Hub」には含まれていないようですが、今後含まれるようになるかもしれません。

今回は、動画配信サービスであるNetflixでも、独自の戦略でポッドキャストを利用しているということをお伝えしました。参考になるのではないでしょうか。

【チームマイカ】佐藤新一(ポトフ) 

投稿者プロフィール

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佐藤 新一

2005年から配信する古参ポッドキャスター 。

Whizzo Production 代表。広告代理店の営業や企画制作会社のWEBディレクターを経て独立。WEB制作・ポッドキャスト制作やライター業などを行う。
座右の銘は「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクション」。

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