【PickUP!】どうしても「漫勉」が見たい!

最近、ハマっている番組があります。NHKの「浦沢直樹の漫勉」という番組です。NHKオンデマンドで見つけてちょっと見てみた「東村アキコ」さんの回がとてもおもしろかったので、続けて「藤田和日郎」さんの回も見ました。

この番組は、毎回、漫画家さんが実際に紙に向かって描いているところを撮影している映像が流れるんですが、これがとても興味深い。東村さんは、迷いなく線をすーっ、すーっと描いていきますが、藤田さんは描いては消し、描いては消しつつ少しずつ仕上げていく感じ。ちょっと見ると正反対のようにも見えますが、似ているところもある。いろいろあるんだなあと思いました。

番組を見て感じたのは、漫画家の頭には描きたいイメージがあり、そのイメージを丸ごと取り出して紙の上に表現していくということをずっと続けているということ。ジャンルは大きく違いますが、私がやっている「ライター」という仕事にも通じているところがあると感じました。作家さんはもっと近いのかもしれない。

あまりにもおもしろかったので他にも見たいと思ったのですが、NHKオンデマンドで見られるのはたった7本だけということに気づき、ほかの漫画家さんの回はどうすれば見られるのか?と探してみたところ、本家本元のNHKさんのHPに公開されていました。

ただし、映像は全編ではなく、漫画家さんが描いているシーンのみ。本当は、浦沢さんと漫画家さんとの会話もすごくおもしろいので見たいんですが、それは映像はなし。その代わり、やりとりの一部をテキスト化して掲載されているようです。

ということで、半ば自分のために、ゲスト出演された漫画家さんのリストと共に、代表作と、各Webページのリンクを貼っておきます。興味のある方は、どうぞご覧ください。

■シーズン0
かわぐちかいじ 『アクター』『沈黙の艦隊』『ジパング』など
山下和美 『天才柳沢教授の生活』『不思議な少年』など

■シーズン1
東村アキコ 『ママはテンパリスト』『海月姫』『東京タラレバ娘』など
藤田和日郎 『うしおととら』『からくりサーカス』など
浅野いにお 『ソラニン』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』など
さいとう・たかを 『ゴルゴ13』『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』など

■シーズン2
萩尾望都 『ポーの一族』『トーマの心臓』『11人いる!』など
花沢健吾 『ルサンチマン』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』など
五十嵐大介 『魔女』『ディザインズ』『海獣の子供』など
古谷兎丸 『ライチ☆光クラブ』『ルナティックサーカス』など

■シーズン3
池上遼一 『HEAT -灼熱-』『修羅雪姫 外伝』『サンクチュアリ』など
三宅乱丈 『ぶっせん』『ペット』『禁煙』『イムリ』など
高橋ツトム 『スカイハイ』『NeuN』『SIDOOH/士道』など
浦沢直樹 『MASTERキートン』『YAWARA!』『MONSTER』『20世紀少年』など

■シーズン4
清水玲子 『ジャック&エレナシリーズ』『月の子 MOON CHILD』『輝夜姫』など
伊藤潤二 『憂国のラスプーチン』『うずまき』『富江』など
山本直樹 『レッド』『Blue』『学校』『堀田』など
ながやす巧 『愛と誠』『鉄道員』『壬生義士伝』など

最後に「どうしても映像で見たい!」という人のためにAmazonリンクをつけておきますね。これは10巻セットなのでお高いですが、1本ずつバラでも販売されているようです。

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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