【コラム】身体に優しい仕事環境とは?

COVID-19の防止という観点から、ビデオ会議システムの利用が増大しています。私の仕事でも、を使った会議や打ち合わせ、取材が増えています。ビデオ会議システムを使うと移動時間が必要ないため、その気になれば1日4〜5件の取材(打ち合わせ)を詰め込むこともできますが、それをやると頭と目と腰にたいへん負担がかかるため注意が必要です。

これまで私は、ずっとMacBook Proだけで仕事をしていました。夫からは、再三「外部モニターを使えば仕事が楽になるよ」と言われていたのですが、それよりデスク上をすっきり片付けたい、スペースを広くとりたいという気持ちが強かったんです。

しかし、そんなことも言っていられなくなりました。日に日に、腰痛がひどくなってきたんです。15.4インチの液晶画面でZoom会議に参加すると、つい前屈みの姿勢になってしまう。短時間であれば立ち上がって身体を伸ばすこともできるのですが、続けて何本も会議を入れてしまうとその暇もなく、ずっと同じ姿勢を続けることになる。

ついに腰が悲鳴をあげはじめたので、かかりつけの鍼灸師に見てもらったところ、「このままだと仕事が続けられなくなりますよ」とお灸をすえられてしまいました。そこで、デスク上のスペースを諦めて、23.5インチの外部モニターを導入することに。使い始めてまだ2日しか経っていませんが、たしかに腰痛は軽減されてきているようです。

が推奨され、ビデオ会議システムが当たり前になり、仕事のやり方が大きく変わってきています。これまでは会社が仕事の環境を提供していましたが、自宅で働くようになれば、自分で働きやすい環境を作っていくしかありません。

必要な物は、座り心地のいい椅子なのかもしれない。あるいは、ビデオ会議システムのストレスを軽減する音のいいヘッドセットなのかもしれません。「仕事の合間にほっとしたいから、ちょっと贅沢なコーヒーメーカーを買った」という話も聞いたことがあります。

さて、あなたの仕事環境をグレードアップするには、なにが必要でしょうか? このお盆休みを利用して、そんなことを考えてみてもいいかもしれませんね。

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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