【レビュー】SmartLED「PS-LIB-W01

数年前、スマートスピーカーが話題になったとき、Google Home(Google)やAmazon Echo(Amazon)、CLOVA FRIENDS(LINE)などを買いそろえた秋葉です。

スマートスピーカーを購入した当初は、「OK,Google。天気予報を教えて」「アレクサ、音楽をかけて」など話しかけていましたが、それ以外に特に使い道がなく、もったいないなあと思っていました。

そこで、スマートスピーカーと連携して使えるリモコン「Nature Remo」を購入してみました。

「Nature Remo」は、スマホをマルチリモコン化する商品。エアコンやテレビ、照明、オーディオなど、多くののリモコン情報がプリセットされています。外出先から、エアコンの操作などもできるので、うまく活用すれば、QOLが大きく改善するかもしれません。

スマートスピーカーと連携させて使えるようになれば、「OK,Google。テレビを付けて」と音声で指示するだけでテレビがつきますし、チャンネルも変えられます。これこそ夢のスマートホーム生活!

しかし、残念な点もあります。例えば、リモコンで操作できる範囲は限られていて、あまり広くないということ。リビングにNature Remoを設置した場合、リビングにある家電はNature Remoから操作できますが、リモコンが届かない寝室や廊下などの家電は操作できません。

もちろん、廊下や寝室にもスマートリモコンを設置すればいいのですが、ライトのオンオフのためだけにスマートリモコンを導入するのはコスト高。そのため、リビング以外の照明は手でオンオフしていました。

それでも問題ないっちゃ問題ないのですが、すっかり音声操作に慣れた身としては、こんな少しの手間すら面倒くさい。ぜひなんとかしたい。そんな中で見つけたのが、SmartLED「PS-LIB-W01」( Style)です。

SmartLED「PS-LIB-W01」( Style)
明るさ60W相当
調光
口金E26
その他スマートホン/スマートスピーカー対応

これ、見た目はただの電球ですが、実はスマホやスマートスピーカーから操作することができるというもの。通常のスマートLEDは「ハブ」と呼ばれる機器が必要ですが、「PS-LIB-W01」は、ハブも不要。本体とWi-Fi環境があれば使えるお手軽仕様となっています。価格は2000円前後。

ちなみに我が家の場合、寝室のシーリングライトを「PS-LIB-W01」に交換するには「引っかけシーリング」をE26の電球が使えるソケットにしなければなりません。そこで、Amazonで「角形引っかけランプソケット」を購入。価格は覚えていませんが、たしか数百円程度でした。

角形引掛けランプソケット。
数百円で購入しました。

交換作業自体はとても簡単で、角形引っかけランプソケットに「PS-LIB-W01」をつけるだけ。数分程度で終了します。

設置後は、こんな感じです。

「PS-LIB-W01」設置後、スマホアプリをDL。実はこのアプリの設定が一番の難関でした。

マニュアルに沿って設定していけばいいだけなのですが、Wi-Fiの電波が弱かったり、操作のタイミングが悪かったりするとうまくペアリングできません。これを解決するには、何度もペアリングの作業を繰り返すしかなく、ちょっと(かなり?)面倒です。ちなみに秋葉は3回ほど作業を繰り返し、ペアリングすることができました。

ペアリングに成功したら、スマホから「PS-LIB-W01」を操作できるようになります。ここまで来れば、あと一歩。スマートスピーカーアプリと「PS-LIB-W01」と連携すれば、音声を使って「PS-LIB-W01」のオンオフができるようになります。

実は「PS-LIB-W01」には簡易マクロ機能としてタイマーや「スマートモード」が用意されていて、これをうまく活用すれば、いろんなことができます。

例えば、「毎朝6時に電気をつける」や「就寝時には明るさを徐々におとしていき、30分後に消灯」といった設定も可能。自分の生活スタイルにあわせて設定しておけば、照明をオンオフすることなく生活できそうです。

iPhoneユーザーの場合、スマートモードを使えば、Siriと連携したり、「ショートカット」に登録したりできます。そうすれば、より簡単に実行できるように。スマートスピーカーと連携しなくても、本体だけで充分便利に使えますよ。

iPhoneの「ショートカット」から実行できる

「PS-LIB-W01」を導入してまだ3日ほどですが、かなり気に入ってます。当初は「価格が安いから、ちょっと試してみよう」程度だったのですが、いまでは「いろんな場所に設置して、本格的に運用してみようかな」という気になってきました。

スマートスピーカーやスマートホームを体験したくても、スマート家電を買うのはちょっと敷居が高い……と思っている人にとって、「PS-LIB-W01」のような商品は、いいきっかけになるかもしれませんね。

2020年は、もっと多くのスマート家電を試してみたい。このブログでも、いろいろしていきますね。どうぞお楽しみに!

秋葉 けんた

投稿者プロフィール

IT系のライティングを担当。
書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。

 ●これまでの主な仕事
PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。

 ●連絡先
メール:kenta@office-mica.com

この著者の最新の記事

関連記事

【暮らし】お雑煮にもいろいろあるのです

【隠居の書棚】 #03 『13・67』陳浩基

my cup of teaチャンネル

ページ上部へ戻る