有限会社マイカ創立24周年を迎えて

レビュー&コラム

6月11日は、有限会社マイカの創立記念日です。2001年の創立から、今年で24年を迎えました。
正直なところ、ここまで長く続けられるとは思っていませんでした。こうして節目を迎えられたのは、ひとえに皆様のご支援とご厚情のおかげです。心より感謝申し上げます。

振り返れば、この24年間はまさに変化の連続でした。創業当初は、書籍や雑誌の記事執筆が中心でしたが、やがて新聞やムックの制作へと業務を広げ、編集プロダクションとして制作全般を担うようになりました。

現在では、雑誌や書籍の編集に加え、ニュースサイトやオウンドメディアといったオンラインコンテンツ、さらには導入事例記事やホワイトペーパーといったBtoB領域まで、幅広く手がけています。

挑戦し続けた日々

なかでも印象深いのは、PDA(携帯情報端末)市場の盛り上げを目指して立ち上げた「PDAコンソーシアム」や「PDA博物館」です。また、電子書籍の可能性に魅せられ、いち早く電子書籍出版社として名乗りを上げたことも忘れられません。

当時はシャープ社とXMDF形式での制作ライセンス契約を結びましたが、国内で取得していたのはわずか3社だけ。まさに、時代の先を読む挑戦でした。こうした先駆的な取り組みが、私たちの現在の基盤を形づくっています。

変わらない想い

時代が変わり、事業が変化しても、創業時に掲げた「社訓」は今も変わりません。一見すると人生訓のようですが、「よく生きてこそ、よい仕事ができる」という信念のもと、今も大切にしています。

一、よく食し、よく働け
腹が減っては戦ができぬ。マイカの原動力は「食」にあり。どんなに忙しくてもしっかり食べることによって、いい仕事ができるのです。

一、好奇心と恋心を忘れるべからず
物にも人にも興味を持てることが大切。魅力的な人は、いつも目をキラキラさせています。恋心とは異性に対する思いだけを指すのではなく、「ときめき」や「思いやり」の心を持つことを意味します。

一、元気で長生きすべし
世の中には知らないことがまだまだたくさんあるのです。おいしいものを食べて、楽しいことをするためには、健康でいることが何より。

私たちの使命

私たちは、「誰かの役に立つこと」に価値を見いだしています。メディアの使命とは、社会や人々の役に立つ情報を届けることだと考えています。

いま注目されている生成AIも、どのように付き合っていくかによって未来のあり方が大きく変わってくるでしょう。私たちは、AIとともにより良い社会を築く道を探求し、その知見を発信していきたいと考えています。

これからも、一歩ずつ

創業当初、ここまで続けられるとは夢にも思っていませんでした。しかし、お客様、取引先の皆様、そしてともに歩んできた仲間たちのおかげで、今日があります。

これからも「よく食し、よく働き」「好奇心と恋心を忘れず」「元気で長生き」を胸に、変化の時代の中で、皆様にとって頼れる存在であり続けたいと思います。

今後とも、有限会社マイカをどうぞよろしくお願いいたします。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

関連記事

マイカのニュースレターに登録

* = required field
TOP

お問い合わせ

CLOSE

お問い合わせ