マイカでは、Slackを使って業務連絡やコミュニケーションを行っています。僕は仕事のログをスタッフと共有するためのチャンネルを作成して使っていますが、ちょっとしたメモを残すたびにSlackを起動し、チャンネルを探してメッセージを入力していると、思った以上に手間がかかります。
そこで、このわずらわしさを解消するため、デスクトップに常駐する小さなメモ窓アプリを作成しました。日報や進捗メモをSlackに情報を送ろうとすると、複数ウィンドウの切り替えやチャンネル検索が意外とストレスになりますが、デスクトップにある小さな窓にテキストを入力し、ワンクリックすればSlackへ直送できます。このように、見た目を極限までシンプルにすることで、作業の流れを途切れさせずにメモだけを残せるようになりました。
このアプリは、会議中のメモ共有や、日報テンプレートの自動送信、あるいは営業報告など、用途をカスタマイズすればさまざまな社内ツールに応用可能です。
といっても、自分でコードを書いてアプリを作成したではありません。ノーコードのクラウドIDE「Replit」と、AIチャットによるサポートの組み合わせが秀逸で、驚くほど短時間に完成したので、みなさんにもその内容をお伝えします。
「Replit」とは、ブラウザ上でコードを書き、そのまま実行、ホスティングまで完結できるクラウドIDEです。面倒なローカル環境の構築は不要で、行き詰まったときはチャットで質問すれば、すぐに雛形コードを手に入れられます。さらにチームでのコラボレーションやGit連携にも対応しているため、ちょっとした社内ツールを自作したいときにも最適です。
こういったツールを作る際、一般的にはHTMLやJavaScriptの文法を学びながら開発を進めますが、ReplitはAIチャットに「Slackにメモを送信する機能を追加してほしい」とリクエストするだけで、必要なコードを自動で生成してくれます。そのため、初心者でも直感的にアプリ制作を始められます。
では、どのようにアプリを作成したのか、その流れを説明します。といっても、とてもシンプルで
- AIチャットに「MacOSのウィジェットで、Slackに書き込めるミニプログラムを作成して」とリクエストする
- 生成されたコードをテストし、不具合や希望などを伝えて微調整する
- デプロイをクリックしてWebアプリを作成する
- SafariでWebアプリ化
これだけです。あまり説明することがないので、ブログ記事にするのも苦労してしまいますね笑。
ReplitとAIチャットの組み合わせによって、プログラミング経験がなくても、短時間で実用的なツールを作成することができました。ノーコード要素とAIチャットがあることで、業務改善のアイデアをすぐに形にできるのは大きなメリットでしょう。まずは無料プランで試して、小さなアプリ制作から始めてみてはいかがでしょうか。
コメント