「深大寺線物語2 天神様御諫め歌殺人事件」(楠田文人)

 深大寺線始点となる深大寺線調布駅の北口を出たすぐ右に、古い電車の車両がある。ここが、廃車になる前に車内を改装して作った「深窓館」。このシリーズの舞台になるカフェだ。
 深窓館のホットドッグは人気があり、これを目当てに多くの常連が店に集まる。午後六時頃になると現れるのが常連の一人、小石弥平だ。いろんな人の悩みを、話を聞くだけで解決してしまう。時には、殺人事件までも…。

 布多天神裏参道向かいの空き地で、首の後ろに先端が尖った棒を突き立てられた男性がうつ伏せに倒れていた。遺体のポケットに「天神様御諌め歌」の書かれた紙切れが。その歌の初めの一首には「槍」、残りの二首には「刀」「矛」が登場する。地元の歴史研究家は、「今回の殺人事件はその誅を受けたもので、残りの二首に合わせて更に殺人事件の起きる可能性のではないか」と解説。果たして、第二の事件は起きるのだろうか?

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井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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