【コラム】AirPods Proが開く異次元の扉

ずっと気になっていたのに、なかなか買えなかったAirPods Pro。友人がSNSに「入手した」と書いていたのを見て「あ、そういえば私も欲しかった」と思い出し、先週末、Apple Storeサイトにアクセスしてポチりました。今なら翌日に届くんですね。一時は品薄で手に入りにくかったのに。

さっそく箱を開け、AirPods Proのパッケージを取り出してお約束の写真をパチリ。

そして、開封の儀。パッケージからAirPods Proを取り出し、「どうやって使うんだっけ」と耳に挿したその瞬間、世界が静寂に包まれました。

一瞬、なにが起きたのか分からずに少し焦りましたが、落ち着いて考えてみると、どうもこういうことらしい。

  1. AirPods Proはある程度充電されていた
  2. 取り出してすぐ近くのiPhoneを認識し、Bluetooth接続した
  3. 初期状態がノイズキャンセリング機能ONだった

この3つのことがほぼ同時に起きた結果、突然、世界が静寂に包まれた。理屈では理解できるものの、実際に体験してみると衝撃です。Facebookの友だちが「ノイキャンモードになった瞬間は、すっと幕が降りて世界から隔離された感じ」と表現していましたが、まさにその通り。いつものわが家が、まるで異次元のように感じられました。

外に出ると、どうなるんだろう? たまたまその日、外出する用事があったので、AirPods Proをつけたまま表に出てみました。すると、目の前に停まっているはずのトラックの音がしない。まるで、音を消したままテレビに映ったトラックを見ているみたい。

軽くAirPods Proの感圧センサーを握ると、「ノイズキャンセリング」モードが「外部音取り込み」モードに。その瞬間「ゴー」っというトラックのエンジン音が耳に飛び込んできてビックリしました。慌ててノイズキャンセリングをオンにすると、再び無音の世界に戻ります。

ただAirPods Proに触れるだけで、爆音の世界と無音の世界をいったりきたりすることができる。これが面白くて、しばらく歩道の脇に立ったまま何度も何度も繰り返していました。

そのあと地下鉄に乗り込み、もう一度、無音の世界を召喚。すると、地下鉄は動いているのに、まるで停まっているみたい。窓の外の景色が変わるのを見て「ああ、動いている」と確認しなければならないほど。これまであまり意識していなかったんだけど、地下鉄って相当うるさかったんですね。音がしないというだけで、心も体もリラックス。移動ストレスが全くなくなりました。

そういえば、以前ある友人が「町中には音が溢れていて、とても疲れる」と言っていました。そんなことあるのかなと思っていたのですが、ノイズキャンセリングモードで外に出てみると、たしかにいつもより気持ちが楽になるような。ノイズって、相当ストレスだったんですね。

とはいえ、移動中は音が聞こえたほうが安全。だから、状況にあわせて「外部音取り込みモード」と「ノイズキャンセリングモード」を切り替えて、ノイズストレスを軽減していけばいい。

調べてみると、AirPods Proには「ライブリスニング」という機能があって、これを使うと人の声がクリアに聞こえてくるとのこと。私はまだ補聴器を使ったことはありませんが、もしかすると補聴器代わりにもなるのかもしれません。いやあ、AirPods Proの知覚拡張感というか未来感、ハンパないです。ホント、恐れ入りました。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

一般誌や専門誌、業界紙や新聞、ネットコンテンツ、広報誌などの制作をするかたわら、電子書籍専門の出版社「マイカ出版」を立ち上げ、オリジナル作品をパソコンおよび携帯電話の電子書籍の販売サイトにて販売している。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として、哲学カフェ@神保町の世話役を担当。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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