【インタビュー】No.0031 ガジェットマニア壽さん。今の推しは「Oculus Quest」

SixApartで広報を担当し、この記事にも登場している壽かおりさん。実は私、かなり前から彼女のファンで、こっそりTwitterでフォローしてウォッチしておりました。というのも、新しいガジェットやサービスが出るたびに、誰よりも先に試しているのが彼女だったから。そこで今回、「壽式ガジェット論」を聞かせていただこうとインタビューを依頼しました。壽ワールド、ぜひ私と一緒にお楽しみください。

井上 かおりさんは、いつも新しいガジェットを試している人というイメージがあります。

 私、新しいテクノロジーが好きなんです。そして、実際にそれを試してみたいという気持ちが強い。それを取り入れたら、生活がどんな風に変わるのか? どんな発見があるのか? ……そういうことを探求してみたいと思うんですよね。実験が好きなのかな。

井上 以前、ブログでPebble Time(スマートウォッチ)について熱く語っていましたよね。

 そう、Pebble Time を使ったときも、「これがあったら生活がどう変わるのか」ということをいろいろ検証したんです。使い続けてみて一番実感したのは「Pebbile Timeがあれば、電話の着信に確実に気づける」ということ。

それまで私は電話の着信に気づかない失敗が多かったんだけど、Pebble Timeを使うようになってからは、電話の着信を腕時計が教えてくれるようになった。だから、常に電話の着信を気にしていなくてもよくなったんです。これは、私にとって大きなメリットでした。だから、そのことをブログに書いたんですよ。

井上 なぜブログに書いたのですか?

 もともとガジェット話で友だちと盛り上がるのが好きなんです。「 Pebbleいいよね!」とか「最近は何使っているの? 見せて、見せて!」とか。だからブログに「これ、見てみて! いいでしょ」と書きたいし、それを見た人に「いいね!」と思ってもらいたい。そうやって同志が広がっていく感じが楽しいのかも。

井上 ああ、すごくよくわかる(笑)

 ガジェットが好きになったきっかけは、中学のパソコン部だったんです。はじめはワープロで遊ぶのかなくらいの気持ちで入ったんだけど、そこにいる人たちとも仲良くなれてとても居心地がよかった。だから、MS-DOSの黒い画面を叩いている彼らと話ができるようになろうと思って、いろいろ調べて詳しくなったんです。

その後、進学した先でも社会人になっても、パソコンやガジェットの話で盛り上がれるような人たちが常に周りにいました。今所属しているSixApartの人たちもガジェット好きな人が多いし、それ以外にもいくつか、ガジェット話ができるコミュニティに属しています。

井上 ガジェット話が楽しいのは、なぜなんでしょうね。

 アイドルが好きな人と同じなんじゃないかな。私の推しが、アイドルではなくガジェットというだけで。アイドルファンは、新曲が出るとそれをネタに仲間と盛り上がりますよね。私は、新しいテクノロジーやガジェットが出たら、それをネタに仲間と盛り上がる。つまりガジェットは、みんなで語れる共通コンテンツなんです。

だからブログで「Pebble Timeめっちゃいいよー!」って書いたんですよ。そしたらとっても反響があって、みんなPebble Timeを買い始めた。たぶん私、Pebbleの売上げにかなり貢献したと思うんです(笑)

井上 はい。私も速攻で買いました(笑)。でもPebble、なくなってしまったんですよね。それで、次はなにを買えばいいかわからず、しばらく悩みました。

 私、そういう人には「かわいくないけどXiaomi mi band 4かな」ってアドバイスしています。ただ、Xiaomiにはアプリでの拡張性がないし、「かわいさ」が足りない。Pebble Timeはあんなに可愛かったのにね。かわいいウェアラブルを常に探しています。

井上 かわいいって、大事ですよね。

 はい、「かわいい」はめちゃんこ大事! ガジェット好きの人は「かわいい」を軽視しがちですが、そこはこだわりたいところです。コンパクトさもかわいさのポイントです。「かわいいテックガジェットを愛でる」というのは、私の永遠のテーマです。

井上 かおりさんが、今一番おもしろいと思うガジェットを教えてください。

 最近はあまり変わったものを持っていないんです。そもそもガジェット自体、あまりサプライズがなくなったということはあるのですが……そんな中で一番おもしろいのは、VRヘッドセットデバイスの「Oculus Quest」ですかね。

井上 Oculus! かおりさん、持っているんですか?

 はい、Oculusのように、一歩先の世界が見えるようなガジェットは、いろいろ試したいと思っているものですから。自分を拡張できる、新しい体験が試せる、そんなガジェットですよね。

今度、仕事の会議もOculusでやってみたいと思っているんです。空間を超えて一緒に話ができる。VRで位置関係もちゃんと反映されるので、隣にいる人の声は隣から聞こえてくるし、前にいる人の声は前から聞こえてくる。身体感覚で、一緒の空間にいる実感があるんです。

私がTwitterでつながっている @pichikyo さんは、Oculusを使い込んでいて、みんなで一緒に映画作ったり、朝集まってラジオ体操をやったりしているらしい。そういう使い方もおもしろいですね。あとはVRでアイドルのライブみたいですね。目の前で歌ってくれたりするようになるんじゃないかな。神席に座っている気分ですよね。

シニアにもいいのではと思います。以前、母にOculusを装着させてGoogleマップのストリートビューを見せたことがあるんです。彼女が昔住んでいた家や、小学校のときに通っていた道を見せたところ、とても喜んでいました。そういう使い方もいいですよね。

井上 そんなかおりさんのお嬢さんはどうですか? やっぱりガジェット好きなの?

 ガジェットというか、新しいものを体験するのは好きですね。一緒に秋田でワーケーション試してみようって誘えば一緒に行くし、Nintendo Laboの体験会に行こうといえば着いてきます。YouTubeで学びながらiPadでプログラミングや作曲や動画作りなど、デジタルな物作りは大好きですね。休校中の今は、友達とLINEで音声通話しながらどうぶつの森をやっています。2020年代の小学生だなあ、と思いますね。

娘によく言っているのは「ユニークネスこそ価値」だということ。みんなと同じ事を同じようにできるようにがんばるのではなく、なにかひとつ自分が他の人よりずっと好きなもの、こだわってること、できることを極めていってほしい。みんなと違うこと恐れないでほしい。そこを起点に自分の個性が育っていき、やがて自分自身の価値になると思うんです。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

一般誌や専門誌、業界紙や新聞、ネットコンテンツ、広報誌などの制作をするかたわら、電子書籍専門の出版社「マイカ出版」を立ち上げ、オリジナル作品をパソコンおよび携帯電話の電子書籍の販売サイトにて販売している。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として、哲学カフェ@神保町の世話役を担当。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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