車中泊の救世主?ポータブルエアコン「ラ・クール」を実際に使ってみた

レビュー&コラム

夏の車中泊で一番頭を悩ませるのが、やっぱり暑さ対策ですよね。これまで「クレクール」を愛用していたのですが、毎回の給排気ダクト接続が意外と手間で、正直「面倒だな」と感じることが多くありました。

実は、このダクト接続って見た目以上に重要なんです。きちんと接続できていないと、冷やしたい車内と排熱部分がうまく分離されず、エアコンをつけても車内が思うように冷えないという困った事態に。効率よく冷やすためには、冷えた空気をさらに冷やすという循環を作り、温かい排気をしっかり外に逃がす必要があります。そのため、空気の流れを考慮してカーテンで仕切るなど、車中泊先での設営がどうしても複雑になってしまっていました。

そこで思い切って、室外機分離タイプの「ラ・クール」に買い替えることにしたんです。

なぜラ・クールを選んだのか

クレクールの冷却性能には満足していたものの、設置時のダクト接続作業がネックでした。車中泊先に到着して「さあ、ゆっくり休もう」というときに、まずダクトの準備から始めなければならないのは、地味にストレスになっていたんです。

ラ・クールは室外機と室内機が分離しているタイプなので、「きっと準備がもっと簡単になるはず」と期待を込めて購入を決断しました。

初日は予想外のトラブルが…

実際に使ってみると、最初は本当に順調でした。「これは良い買い物をした!」と大満足だったのですが、深夜になって突然「ピーピー」という警告音が鳴り響き、エアコンが停止してしまったんです。

真夜中で眠気もピークだったので、その場で原因を調べる気力もなく、結局その日は窓を開けて対処することに。熱帯夜だったこともあって、本当に寝苦しい一夜を過ごしました。

解決方法は意外とシンプル

翌日、頭がすっきりした状態で調べてみると、原因は排水の問題でした。排水ホースが途中で一回転している箇所があり、水の流れがスムーズになっていなかったんです。ホースの向きを調整して水がちゃんと流れるようにしたところ、その日の夜からは問題なく動作するようになりました。

肝心の冷却性能は期待以上

動作すると、驚くほどよく冷えます。日中の使用は控えていますが、夜の就寝時には十分すぎるほど快適に過ごせます。室外機は、オプションの専用金具を購入することで、ハイエースの雨除け部分に簡単に設置可能。引っ掛けるだけという手軽さで、設置も撤収もとてもスムーズになりました。

気になる電力消費とバッテリー問題

今回は1440Whのポータブル電源を使用しましたが、連続使用時間は4〜5時間程度でした。一晩中しっかり使うには、もう少しバッテリー容量が必要かもしれません。将来的にはサブバッテリーの増設も検討したいところです。

使ってみた正直な感想

初日のトラブルはありましたが、原因さえわかってしまえば対処は簡単でした。クレクールと比べて設置・撤収が格段に楽になったのは、本当に大きなメリット。冷却性能も申し分なく、夏の車中泊がより快適になりそうです。

ただし、長時間の使用を考えている方は、電源容量についてあらかじめしっかり計画を立てておくことをおすすめします。

車中泊での暑さ対策に悩んでいる方には、選択肢の一つとして検討してみる価値は十分にあると思います。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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