【戸井田さん追悼】「居酒屋家電」でプロの味を再現、宅飲み盛り上げる

これが、戸井田園子さんとの最後のお仕事となってしまいました。NIKKEI STYLEの「居酒屋家電」記事、本日公開です。

「居酒屋家電」でプロの味を再現、宅飲み盛り上げる

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で自宅で過ごす時間も長くなり、「宅飲み」が流行しています。そこで、自宅で居酒屋に出てくるような1杯とおつまみが作れる家電について、家電コーディネーターの戸井田園子さんに話を聞きました……という内容です。

と、記事の紹介はここまで。ここから先は、私(井上真花)の個人的な回想録になってしまいますが、どうかご容赦ください。


この記事の打ち合わせをしたのは、4月14日。緊急事態宣言が発令された翌週でした。いつもは都内のカフェでお会いして打ち合わせしていたのですが、こういった状況下ですのでZoomで打ち合わせすることに。

戸井田さんとZoomで話すのは、このときが2度目でした。別件でその前にZoomでお話したとき、戸井田さんはZoom初体験だったようで「すごい! まるで本当に会っているみたい! これなら移動時間が必要ないから、いつでも打ち合わせできますね」と喜んでおられました。

実際、そのあとも何度か戸井田さんとZoomで打ち合わせをする機会に恵まれました。実は戸井田さんが亡くなられた5日前にも、Zoomでお話していたんです。そのとき録画した、朗らかに笑う戸井田さんの動画は、今も私のパソコンの中にあります。今はまだ、見る気になれませんが……ともあれ、この時代にZoomがあってよかったと思います。そのおかげで、普段より頻繁に戸井田さんとお話できたわけですから。

思い返すと、戸井田さんとタッグを組んでお仕事をするようになってから今年で6年。戸井田さんのお仕事に向き合う真摯な姿勢をとても尊敬しておりましたし、同世代の女性としてたいへん刺激を受けておりました。

とても頭の回転の速い方で、私が「こんな記事にしたいんですが」と無茶降りしても、即座に「では、こういう切り口はどうでしょう」とドンピシャなストーリーが返ってきます。どんな素人っぽい質問に対しても、たしかな知識でロジカルに説明されるあたり、本当にかっこよかった。

と同時に、プライベートモードの戸井田さんもとても魅力のある方で、私にとっては腹を割って話せるかけがえのない友人の1人でした。こんな形で突然のお別れになってしまい、私の心の中にはぽっかり穴が空いたまま。この穴は、しばらく埋められそうにありません。

戸井田さん、これまで一緒にお仕事させていただき、ありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。そしていつか、きっとまたお会いしましょう。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

一般誌や専門誌、業界紙や新聞、ネットコンテンツ、広報誌などの制作をするかたわら、電子書籍専門の出版社「マイカ出版」を立ち上げ、オリジナル作品をパソコンおよび携帯電話の電子書籍の販売サイトにて販売している。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として、哲学カフェ@神保町の世話役を担当。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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