「ペット用酸素室」タイマーで切れてしまう酸素発生装置を、Switch Botを使ってほぼ稼働させ続ける方法

突然ですが、我が家には酸素発生器があります。酸素発生器とは、その名の通り「酸素」を発生させる機器です。

「ゼオライト」など、窒素を吸着させる物質を使うことで、濃縮した酸素を取り出すという仕組みになっています。

実は、昨年末に老犬の具合が急激に悪くなり入院しました。肺が炎症してしまい、呼吸が厳しい状況になっていたのです。入院中はずっと酸素室にいました。

退院する際、獣医さんから「ご自宅にも酸素ルームを用意してください」といわれ、急遽酸素発生器を用意した、というわけです。

そのときは、急ぎと言うこともありレンタルで酸素発生器を借りることにしました。

この酸素発生装置はかなり強力で、24時間ずっと稼働させていました。その甲斐もあり老犬の症状はかなり改善。酸素室を24時間稼働させなくてもいい状況まで回復しました。

その際に悩んだのが「酸素発生器」を今後どうするか、です。

レンタルを終了した後に老犬の状況が悪化したら困りますし、かといってこのままレンタルするとコストがかかり続けます。

そこでネットで調べ、安価な酸素発生装置を探しました。探してみると様々なメーカーから安価な酸素発生装置が販売されていることが分かりました。これらを購入することを検討し始めたのです。

しかし、海外のメーカーだと、故障や修理のサポート窓口が分からず、困ること可能性もあります。

そこで国内メーカー製の「酸素エアチャージャー MS-X2-W」(パナソニック)を購入することにしました。

小型で安価で、静音と非常にメリットが多いのですが、問題が1つだけありました。この酸素発生器は最大30分しか稼働させることができないのです。

30分経つと自動的に電源が切れてしまいます。もちろん、スイッチを入れれば再び稼働するのですが、30分ごとにスイッチを押し続けることは現実的ではありません。

この課題を解決するのに使ったのが、指定した時間に自動的にスイッチを押すことができるIoT機器「Switch Bot」。

Switch Botとは、スマホから遠隔操作することで、スマートホーム化が難しい壁スイッチや家電のスイッチを物理的に押すだけの機器です。非常にシンプルなIoT機器といえるでしょう。

Switch Botを酸素発生器のボタンを押すように設置すれば準備は完了です。スマホのアプリからSwitch Botの操作ができるようになりました。

これで、アプリ側のタイマー設定を使って、Switch Botを指定時間に操作できるようになりました。

あとは、タイマーの設定を必要なだけ用意すればいい、と思ったのですが、Switch Botのタイマー設定上限があり、必要なだけ設定することができません。

この問題を解決するため、Switch Bot Hub PlusとクラウドサービスIFTTT(https://ifttt.com/)を併用することにしました。

Switch Botに加え、Switch Bot Hub Plusを併用することで、IFTTTを経由して、Switch Botに指示を与えられるようになります。

つまり、IFTTTで必要なだけアプレットを作成すればいいんです。

僕の場合、毎時「0分」「15分」「30分」「45分」にSwitch botのボタンを押すという4つのアプレットをつくって運用しています。

こうすると、15分ごとに酸素発生装置のスイッチが1回押され、10分間稼働します。10分が過ぎるとタイマーが切れて5分間インターバル。

このインターバルは、酸素発生装置のオーバーヒートを避けるため。この運用にしてから半年ほど経っていますが、今でも快適に稼働してくれています。 (Switch Botのバッテリーが一度切れてしまいましたが、交換することで元通りボタンを押せるようになりました)

Switch BotのバッテリーはCR2というバッテリーでした。上蓋をあけて交換できます。

こうすることで高い酸素発生装置を購入しなくてもほぼ似たような運用ができるようになりました。コストも10分の1程度で済んで大満足です。

同じようなことで悩んでいる人がいましたら参考になれば幸いです!

秋葉 けんた

秋葉 けんた

投稿者プロフィール

IT系のライティングを担当。
書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。

 ●これまでの主な仕事
PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。

 ●連絡先
メール:kenta@office-mica.com

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