【インタビュー】No.0008 ゲームライター辻村美奈が8年前にハマったゲームとは

ゲームレビューやゲーミングPC、周辺アクセサリのレビューなど、マイカでゲームに関する記事を執筆しているライターの辻村美奈。彼女が特に好きなのは「スチームゲーム」で、「すちーむまにあ」というブログも運営しています。ゲーム好きが高じてついにゲームライターになってしまった彼女に、8年前に夢中になって遊んだゲームについて聞いてみました。

井上 今一番好きなゲームはなに?

辻村 Dead by Daylightです。簡単にいえば鬼ごっこなんですけど、捕まったら殺されちゃうので、まぁまぁ怖いです(笑)

井上 美奈ちゃんは結構、怖いゲームが好きだよね。

辻村 そうですね。でも最初にハマったゲームは怖くないですよ。アメーバピグって知ってます?

井上 サイバーエージェントのサービスだよね。アバターでお話しする、SNSみたいなものと思っていたけど、ゲームだったの?

辻村 そうですね。アバター同士で話したり、ゲームしたりして遊ぶサービスでした。18才の頃は、ずっとアメーバピグばかりやっていたんです。

井上 どこがおもしろかったの?

辻村 コミュニケーションですかね。当時、わたしは家族と一緒に北海道から東京にでてきたばかりで、東京にあまり慣れないこともあり、なかなか周囲となじめませんでした。話をしたくても、自分からどんどん話しかけていくタイプではなかったし。北海道には仲のいい友だちもいたけれど、なかなか会いに行ける距離ではないし。

それで、退屈しのぎにアメーバピグを始めたら、すっかりハマってしまいました。アメーバピグにログインすれば、いつでも人と話ができるのが嬉しくて。それまでずっと溜まっていた「コミュニケーション欲」が一気にはじけて、朝から晩まで入り浸っていました。

井上 誰かと話がしたかったのね。私、アメーバピグってやったことないんだけど、そういうところでできる友だちって、どんな感じなの?

辻村 普通の友だちとはちょっと違いますね。話題も限られていて、世間のニュースやゲームのアイテムの話ぐらい。でも、たまにユーザー間でお題を決めて討論するイベントとかもあって面白かったです! ゲーム内で知り合った人のなかには特に親しくなった人もいて、そういう人とはもう少し日常的な話もしていたような。今でもつながっている人もいますし。

井上 そうなんだ。でも、そういうのって危なくない? 当時、美奈ちゃんはまだ18才だったわけだし、変なおじさんとか寄ってこないのかしら。だって、アバターなんだから、中身が男性で外見だけ女性にすることだってできるんでしょ?

辻村 たしかに、そういうことはあったかもしれませんね。でも、私たちのような10代のユーザーは、ゲームの中で話をしていても「実際に会おう」ということにはならないから、危ない目には遭ったことないんですよ。もう少し年齢が上の人たちは、実際に会ったりしていたという話は聞きましたけど。

井上 ところで、ゲームの中ではどうやって話をするの? チャット? それとも音声?

辻村 どっちもできますよ。実際、Skypeでボイスチャットする人は多かったけど、私はずっとテキストチャットでした。顔を見ずにボイスチャットで話をするというのが、あまり得意ではなくて。テキストチャットのほうが、途中で抜けたいときに抜けやすいし。話したいときだけ話をして、ほかにやりたいことができたら静かに抜ければいいという気楽さがよかったのかも。

井上 その後、アメーバピグは、しばらく続けたの?

辻村 そうですね、かなり長くやっていました。で、ある日、周りを見てみると、みんな若い人ばかり。同年代の友だちが、すっかりいなくなっていたんです。焦りましたね。こんなことばっかりやっていては将来どうなるかわからない、なんとかしなければ……と悩んでいたら、別のゲームで知り合った人が仕事を紹介してくれて。それで、マイカに来たんです。

井上 そうだったんだ! 美奈ちゃんが面接に来たのは、たしか知り合いからの紹介だったよね。あの人はゲーム友だちだったの?

辻村 そうなんですよ。そのときは特に「これをやりたい」という具体的なイメージはなかったんですが、井上さんから「そんなにゲームが好きなら、原稿書いてみたら?」と言われて、ちょっとやってみようかなと思って。

井上 そうそう。美奈ちゃん、見た目はまるでアイドルみたいなのに、話す内容がめちゃめちゃマニアックで驚いたのよ(笑)。PCライターみたいにパソコンのスペックに詳しいし、難しい言葉も知っているし。「このギャップはいける!おもしろい!」って、本能的に反応しちゃったのよね。

辻村 そうなんですね。自分ではよくわかりませんが……(笑)。たしかにゲームは好きだったけど、まさかそれを仕事にできるとは思っていなかったので、最初は驚きました。無理じゃないか?って(笑)。そのあと、試行錯誤しながらいろいろやってきましたが、だんだん形になってきて。この前、私が書いた記事を親に見せたら、すごく喜んでくれました。その姿を見て「ああ、やっていてよかったな」って。

井上 それを聞いて私も嬉しい。これからも宜しくお願いします!

辻村 はい、こちらこそよろしくお願いします!

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

一般誌や専門誌、業界紙や新聞、ネットコンテンツ、広報誌などの制作をするかたわら、電子書籍専門の出版社「マイカ出版」を立ち上げ、オリジナル作品をパソコンおよび携帯電話の電子書籍の販売サイトにて販売している。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として、哲学カフェ@神保町の世話役を担当。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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