ショップに行かず、スマホ1台で。ahamoからLINEMOへeSIM乗り換え

テクノロジー

スマホの固定費を、もう少し安くしたい。そこで、長く使ってきたahamoを離れてLINEMOへ乗り換えることにしました。乗り換え前に気になっていたのは、大きく二つ。

  • ドコモの「いつでもカエドキプログラム」で端末を分割購入している途中だけど、乗り換えても大丈夫なの?
  • 「家から一歩も出ずに、スマホだけで完結する」って、本当にそんなにうまくいくの?

公式HPで調べてもよくわからないので、Geminiと相談しつつシミュレーションしてみたら、そんなに難しくなさそう。ということで、実際にやってみたところ、数時間ですべて終わってしまいました。この記事では、その一部始終と、料金がどう変わったのかを、できるだけ具体的に残しておきます。

1. 乗り換え前の状況と、私がいちばん気にしていたこと

私が乗り換え前にいちばん気にしていたのは、「ドコモで買ったスマホの残債」と「電波のエリア」でした。結論を先に言うと、どちらも問題ありませんでした。

端末代について。 回線をLINEMOに移しても、ドコモでの分割払いはそのまま続きます。私は今、19か月目ですが、乗り換えた瞬間に残りを一括請求される、といったことはありません。「いつでもカエドキプログラム」で設定されている24か月目のまとまった残債についても、端末を返さずに使い続ければ再分割されていく仕組みでした。

電波について。 LINEMOはソフトバンクの自社回線をそのまま使うサービスです。いわゆる格安SIMにありがちな「お昼どきに急に遅くなる」といった失速もなく、ahamoでよく感じていたパケ詰まり現象もありません。街中でも自宅でも、ドコモを使っていたころと変わらずサクサク繋がっています。

2. どれくらい安くなった? 料金の比較

私は普段Wi-Fi下での利用がメイン。データ使用量は月3GB以下におさまることがほとんどで、バンワークのときだけギガが増えるというライフスタイルです。それに加えて、毎日かける父への通話対策として「5分かけ放題」も付けました。この条件で、乗り換え前後を並べてみます。

ahamo と LINEMO の料金比較(月3GB以下のとき)

料金項目これまで(ahamo)LINEMO(最初の7か月)LINEMO(8か月目以降)
回線月額料金2,980円990円990円
国内通話料5分かけ放題込み0円(キャンペーンで無料)550円(5分かけ放題)
ドコモ端末代(iPhone 16)約3,740円約3,740円約3,740円
毎月の合計支払額約6,720円約4,730円約5,280円
毎月の節約額約1,990円 安い約1,440円 安い

LINEMOの「ベストプラン」は、旅行などで3GBを超えても自動的に10GB(2,090円)の枠へ切り替わります。事前にプランを変更しておく手間がなく、使った分だけで済むので、私のような「普段は少なめ、たまに多め」という使い方にはぴったりでした。

3. 【実践】スマホだけで完結した、eSIM乗り換えの手順

うれしいことに、事前の「MNP予約番号」の発行は不要です(MNPワンストップに対応しているため)。自宅のWi-Fiに繋いだ状態から、そのままスタートできます。

  1. LINEMO公式サイトから申し込む。 手元に本人確認書類とdアカウントを用意します。公式サイトで「今の番号をそのまま使う」「ドコモ・ahamoから乗り換え」「eSIM」を選び、プランは「LINEMOベストプラン」を選択します。
  2. ドコモ側でワンストップ認証をする。 画面の指示に従っていくと、自動的にドコモ(dアカウント)の画面に切り替わります。ログインして、乗り換えの同意手続きを済ませます。予約番号なしで、そのまま引き継げてしまいました。
  3. 本人確認と情報を入力する。 マイナンバーカードなどをスマホのカメラで撮影してアップロードし、申し込みを完了させます。私の場合、数時間で審査完了のメールが届きました。
  4. 審査が終わったら「回線切替」を実行する。 届いたメールのURLから「回線を切り替える」ボタンを押します。この時点で元のahamoは自動的に解約となり、電波が圏外に。いよいよLINEMOへ切り替える準備が整います。
  5. eSIMプロファイルをダウンロードする。 「LINEMOかんたん開通」アプリを使うのが一番ラクでした。アプリをダウンロードし、画面の指示どおりに進めてeSIMプロファイルをインストールします。完了すると、画面に「LINEMO」や「SoftBank」の電波が立ちます。

4. 開通したら忘れずに——LINEとの連携設定

開通したら、LINEMOの公式LINEアカウントを友だち追加して「かんたん連携」をしておきましょう。これをやっておくと、毎月の料金やデータの残量が、LINEのトーク画面からいつでも一目で確認できるようになります。地味ですが、使い過ぎの防止にもなるので、開通直後のこのタイミングで済ませておくのがおすすめです。

おわりに——やってみた感想

これまでは「キャリアの乗り換え=ショップに行って、長い時間待たされるもの」というイメージが根強くありました。それがeSIMのおかげで、自宅にいながらスマホ1台、しかも数時間ですべて完了してしまった。正直、いちばん驚いたのはそこでした。

普段からWi-Fi環境下で仕事をしている私にとって、回線代が990円まで下がったのは大きな一歩です。端末代を合わせても、固定費をしっかり削ることができました。これからは、状況に応じてフットワーク軽くキャリアを乗り換える時代なのかもしれませんね。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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