世界情勢が目まぐるしく変わる今、日本の報道だけでは情報のスピードや信頼性が担保できないと感じることがあります。
どの国にも言えることですが、それぞれの歴史や時代背景、立場によってバイアスがかかり、事実がそのまま正確に伝えられているとは限りません。悪意で事実を歪めているというわけではなく、同じ出来事でも立つ場所が違えば、見える景色が違って当然なのです。
これは日本国内でも同じです。よく「新聞は立場の違う3紙を読め」と言われるのも、同じ出来事をそれぞれの論調で読み比べることで、ようやく立体的な全体像が見えてくるからでしょう。
世界各地で戦争が起きている今、紛争の当事国はどう主張しているのか、周辺国はどう反応しているのか。「現地の一次ソース」に触れることは、ニュースの裏側にある複眼的な視点を持つために不可欠です。
そこで私は、Xに登録されている各国の報道メディアのアカウントを読むことにしました。これまで海外アカウントのフォローをためらわせていたのは「言語の壁」でした。しかし、今のXは違います。自動翻訳機能が劇的に進化し、英語やほかの言語で書かれた投稿が、タイムライン上で最初から自然な日本語として表示されるようになりました。
機械翻訳特有の不自然さが消え、日本人の投稿と見分けがつかないレベルになったことは、心理的なハードルを大きく下げます。以前から「翻訳する」ボタンはありましたが、そのボタンを押す手間すらなく、スクロールするだけで世界の最新ニュースを日本語のまま読み流せるのですから、もはや「言語がわからない」は海外ニュースを避ける理由になりません。
この利点を活かして、私は主要な海外メディアをまとめた「ニュースリスト」を作成しました。バラバラにフォローするのではなくリスト化することで、自分だけの「世界ニュース専用チャンネル」が完成します。実際にリストに入れている主なアカウントはこちらです。
- @BBCWorld:ギリスの公共放送 BBC の国際ニュース
- @CNN:米国発の大手国際ニュース
- @Reuters:イギリス・ロンドン本社のロイター通信
- @AJEnglish:アルジャジーラの英語版ニュース
- @euronews:欧州発の国際ニュースチャンネルで、EU諸国を含む欧州の動きを広く扱っている
- @XHNews :中国国営企業である新華社通信の公式アカウント
- @SCMPNews:香港拠点の英字紙、SCMP
- @focustaiwanj:台湾中央通信社の日本語ニュース
このリストのタイムラインを眺めていると、同じ出来事でも国やメディアによって「伝え方」がまったく違うことに気づかされます。その違いを肌で感じられるようになったことは、ニュースリストを作って得た最大の収穫といえるでしょう。
詳しく知りたい記事があれば、リンク先の元記事を開いてみましょう。知らない言語であっても、Google翻訳やDeepLを使えばすぐに日本語で読めます。
世界中のメディアが発信する情報を、母国語でリアルタイムに受け取れるなんて、少し前までは考えられませんでした。最新テクノロジーのおかげで実現した贅沢です。
「ニュースが偏っている気がする」「もっと多角的に世界を知りたい」と感じている方は、ぜひ自分だけのリストを作ってみてください。さまざまなニュースが、これまでとは少し違った形で理解できるようになるかもしれません。