【実体験レビュー】SOUNDPEATS UU(POP Clip)で生活が激変した話

レビュー&コラム

「音楽は聴きたいけど、周りの音も聞こえないと不安…」
「イヤホンをつけていると、家族の呼びかけや宅配便のチャイムを聞き逃してしまう」
「ウォーキング中も安全に音楽を楽しみたい」

もしあなたもこんな悩みを抱えているなら、僕の経験が少し役立つかもしれません。

僕が「SOUNDPEATS UU(商品名:POP Clip)」を購入したきっかけは、徒歩でナビアプリを使用する際、音声ガイドをクリアに聞きたかったから。これまで使っていたノイズキャンセリング付きイヤホンは、電車などの移動中には最高でしたが、自転車では法令上使用できず、ウォーキング時に使うと周囲の音が聞こえずに不安を感じていました。特に徒歩での移動時には、自動車の接近音や後ろから来る歩行者やランナーの気配、緊急車両のサイレンなどが聞こえないことで、安全面での心配がつきまとっていました。かといって片耳だけイヤホンを外すのも面倒で、「周りの音を聞きながら音楽も楽しめる」オープンイヤー型に興味を持ちました。

僕は音質にさほどこだわりがないため、最高品質でなくても構わない。それより価格が手頃であることが重要でした。SOUNDPEATS UUは約6,000円という価格で、「試してみよう」と思える絶妙なラインだったのです。

実際に使って感じた5つのメリット

1. 耳に挟んでも痛くない絶妙な設計

最初に感じたのは、装着時の快適さです。「イヤーカフ」という名前から「挟み込む感じで痛そう」というイメージを持っていましたが、実際は全く違いました。

片耳約4.7gという軽さもあって、つけていることを忘れるほど自然な装着感。長時間つけていても耳が痛くなることはありません。従来のカナル型イヤホンのように耳の穴に圧迫感を感じることもなく、イヤーピースのサイズ調整に悩む必要もありません。

2. メガネとの相性が抜群

これは予想外の嬉しいポイントでした。普段メガネをかけているのですが、耳に引っかけるタイプのイヤホンだと、メガネのツルと干渉して痛くなることがありました。SOUNDPEATS UUなら全く干渉しません。

メガネをかけたまま自然に装着でき、一日中つけていても違和感がないのは大きなメリットです。

3. ハードウェアボタンの操作性

タッチ操作式のイヤホンに慣れていましたが、物理ボタンの安心感は格別です。

  • マスクを調整するときも誤反応しない
  • 確実に操作できる
  • 一時停止、次の曲、音量調整が直感的

4. 「ながら聴き」の快適性

これがオープンイヤー型の最大の魅力です。音楽を聴きながらも様々なことができるようになりました。

  • 家族との会話が自然にできる
  • 宅配便のチャイムを聞き逃さない
  • 電話の着信音もクリアに聞こえる
  • 周囲の状況を把握しながら移動できる

特に徒歩でのナビ音声は、交通音を聞きながらルートガイダンスを受けられるため、安全性が大幅に向上しました。

5. マイク性能で通話・テレカンも一応対応

内蔵マイクの性能については、そこまで良くはありません。急なテレカンファレンスにもそのまま参加できますが、音質は少しくぐもった印象があります。相手からは「聞こえるけど、ちょっと遠い感じがする」といったフィードバックをもらうことが多く、重要な商談などでは専用のヘッドセットを使う方が安心です。ただし、日常的な通話や社内会議レベルであれば十分実用的なレベルだと思います。

音楽体験の変化:Spotifyデビューのきっかけに

これまで音楽サブスクリプションサービスに登録していませんでしたが、SOUNDPEATS UUを使い始めてからSpotifyに登録しました。

手軽に音楽を楽しめるようになったことで、「せっかくなら色々な音楽を聞いてみたい」という気持ちが生まれたのです。家事をしながら、散歩をしながら、気軽に新しい音楽に出会えるのは、このイヤホンがもたらしてくれた副次的な効果でした。

また、音楽だけでなく、オーディオブックやPodcastの朗読コンテンツも頻繁に聞くようになりました。人の声がクリアに聞こえるので、語学学習にも適しています。

気になる点・デメリット

正直いって、少し気になることもありました。最も気になったのは、音漏れ。音量を上げすぎると音漏れします。静かな図書館やカフェで使うときは、周囲への配慮が必要でしょう。

また、重低音重視の方には物足りないかもしれません。朗読やポッドキャスト、クラシックやジャズ、ポップスには十分ですが、EDMやロックの迫力は密閉型には及びません。音質を重視する人には向かない気がします。

とはいえ、SOUNDPEATS UU(POP Clip)は、私の音楽との付き合い方を大きく変えてくれました。「音楽を聴く」と「周囲とのつながりを保つ」を両立できる快適さは、一度体験すると手放せません。

約6,000円という価格帯で、この完成度の高さは素晴らしい。音質に絶対的なこだわりがなく、日常使いの利便性を重視する方にはぜひおすすめしたい製品です。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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