パン焼きを趣味にしていると挑戦してみたくなるのが天然酵母で作るパン。それは一般的なドライイーストで作るパンとは味わいが違うのだそうです。
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天然酵母の種生地は、製菓・製パン用の資材を扱うお店で販売しています。でも、自分で作る(起こす)こともできるのだったらそのほうがおもしろそうじゃないの!ということで挑戦してみました。
消毒した瓶にレーズンと水と少しのお砂糖を入れて蓋をする。最初にするのはそれだけです。翌日からは一日に一度蓋を開け、液面を外気に触れさせ、軽く揺すります。これを数日行っていると、あら不思議。プクプクと小さな泡が出てくるようになるのです。こうして酵母の存在を感じるようになるとなんだか愛おしくなってきて「がんばって発酵してね」と応援したくなりました。発酵が始まるとだいたい3~5日ぐらいでいい感じになるそうですが、わたしが仕込んだのはまだちょっと涼しい日もある時期だったので、しっかりプクプクしてくるまでには時間がかかりました。

そして、ある程度発酵が進んだら、この液体(酵母液)を、パン生地に使いやすいように種生地にします。
これでようやく天然酵母でパンを焼くための準備ができました。
ということで、今回わたしの指南書となったこちらの本に載っている最初のパンを焼いてみます。ちゃんと発酵してくれるかなとドキドキしましたが、無事にかわいいパンが焼けました!
食べてみると、しっとり、もっちりしていて、いつものドライイーストで作るパンとは違う食感! これは天然酵母の良さを生かしたパンをいろいろ作ってみたくなりますね。ドライイーストも手軽に使えて便利なので、両方を使い分けてこれからのパン作りを楽しみたいなと思いました。
ちなみに、今回はレーズンで起こした天然酵母。実は、ほかの野菜や果物でもできるんだそうです。これもいろいろ試してみたくなりました。(実験好き)