イヤホンを選ぶとき、なにを重視してますか? 音質、ノイズキャンセリング性能、デザイン。そういった選択肢が一般的ですが、僕が最優先にしているのは 「耳への圧迫感がないこと」 です。地味な話かもしれませんが、毎日使うものだからこそ大事なポイント。今日はそれについて書いていきます。
ノイズキャンセリング機能に感じるストレス
ノイズキャンセリング機能のついたイヤホンは、基本的に「密閉性」を優先します。外の音を遮断し、ノイズキャンセリングを機能させるには、耳をしっかり塞ぐ必要があるからです。しかし、これを何時間も続けていると、耳全体が圧迫されているような感覚が残ります。何か詰まっているような気持ち悪さ。毎日何時間も装着することを考えると、これはけっこうなストレスです。
さらに厄介なのが、季節的な問題。花粉症やアレルギーの時期は、耳の粘膜が敏感になります。そこに密閉型のイヤホンを長時間入れていると、耳が荒れてしまうこともしばしば……。粘膜が乾燥してカサカサになったり、かゆみが出たり、ひどい時は痛みまで出る。イヤホンをつけること自体が苦痛になってしまう。これでは本末転倒ですよね。
オープンタイプでストレスを解消!
その点、オープンタイプなら耳を塞がないので粘膜への負担も少ない。通気性も保たれるため、アレルギーの時期も安心して使えます。毎日、長時間イヤホンを使っていると、わずかな圧迫感でも積み重なっていきます。しかしオープンタイプなら、何も耳に詰まっていない感覚で音が聴ける。朝から晩まで使っていても疲れない。この快適性は、実際に使ってみると本当によくわかります。
オープンタイプの課題
もちろん、オープンタイプにも弱点があります。その弱点は、特に電車の中で感じます。駅の雑音、電車の走行音、周囲の人声。オープンタイプだと、こうした背景ノイズが直接耳に入ってくるため、音声や音楽が聞き取りにくくなります。ノイキャンがないので、環境音に負けてしまうんです。
加えて、音が漏れて周囲に迷惑をかける可能性もある。つまり、僕の課題をオープンタイプだけで解決するのは、現実的ではないんですよね。そこで、「完璧なオープンタイプを追い求めるのではなく、場面に応じて使い分ける」 という方向で考えてみました。
日常・通常時はオープンタイプ
- 通勤時の比較的静かな道路
- オフィスでの作業
- 自宅でのリラックスタイム
- アレルギーが気になる時期
こうした場面では、オープンタイプが最適。圧迫感もなく、耳への負担もないので、長時間快適に使えます。
電車などノイズが気になる時はオンイヤー型ノイキャン
ノイズが気になる場面では、別のものに切り替えます。ここで重要なのが、「オンイヤー型」を選ぶ という点。オンイヤー型は、耳を「塞ぐ」のではなく、耳の上に「乗せる」形です。密閉性がないのに、ノイキャンが結構効く設計になっています。耳への圧迫感も最小限に抑えられます。
実際に使っているもの:
- Bose QuietComfort — 耳に置くタイプで、ノイキャンの効きが良い。昔からの定番で信頼性も高い
- Ankerのオンイヤータイプ — 最近よく使っているもの。旧iPhoneのEarPodsのような、耳に軽く乗せるデザイン
これらなら、ノイキャンで電車のノイズを軽減しつつ、耳を「塞がない」という条件もクリアできます。
骨伝導という選択肢は?
「骨伝導イヤホンはどうか」という選択肢もありますよね。実は試してみたことがあるのですが、結局 「耳の両側を圧迫する」という別の負担が生じました。その圧迫感がどうしても好きになれず、長く使うことはありませんでした。やはり、耳に何も触れていない状態が、自分にとって最適だという結論に至りました。
イヤホン選びは、スペックだけでは決まりません。「ノイキャン性能が高い」「音質がいい」といった要素ももちろん大事。ただ、それを毎日、何時間も耳につけて過ごすことになる現実も見つめる必要があります。
僕の場合は、長時間快適に使える「圧迫感のなさ」を最優先にしました。そうすると自然と、オープンタイプが第一選択肢になります。
ただし電車のようなノイズ環境では、オンイヤー型のノイキャンヘッドホンに切り替える。この「場面別の使い分け」が、結果的に最もストレスのない選択になりました。
完璧な一個を探すのではなく、「自分にとって何が優先順位高いのか」を明確にして、場面に応じて最適なものを選ぶ。シンプルですが、これが一番大切なのかもしれません。
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