瓶詰の不安(楠田文人)

  宮田不安神経科医院の保存庫には、おびただしい数のガラス瓶が並んでいた。

「不安が生じると、脳内で不安素『アンキシフェトミン』が発生し、それが神経に作用して色々な症状を引き起こします。当院では、エリミネーターを使ってアンキシフェトミンをガラス瓶に転送していました」

 ところが、その「アンキシフェトミン」を狙って暗躍する一味がいるらしい。なぜアンキシフェトミンを狙うのか? どうやってアンキシフェトミンを奪うのか? 宮田不安神経科医院をめぐる戦いが始まる。

ネオ昭和シリーズ「壜詰の不安」(マイカ)

ネオ昭和シリーズ「壜詰の不安」(マイカ)

 

 

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

井上真花の公式ホームページはこちら

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