ガラケー時代にもウィジェットはあった。KDDIに聞く「au oneガジェット」が目指していたもの

スマートフォンには、「ウィジェット」という機能がある。Androidの場合、ホーム画面にあるウィジェットから天気やニュース、メールなどの最新情報をチェックしたり、Google検索を行ったりする。iOSのウィジェットは、それとは少し異なり、ホーム画面を横にスライドして、ウィジェット画面を表示する仕組みになっている。

かつて、auの携帯電話に実装されていた待ち受け画面情報サービス「au oneガジェット」は、どちらかといえば、Androidのウィジェットに近い。しかし、au oneガジェットがAndroidのウィジェットを真似たのではない。なぜなら、Androidのウィジェットは、2008年8月に発表された「Android 0.9」から実装されているが、auはその前年に、この機能を実現している。つまり、Androidより先に、ウィジェット機能を実装していたのだ。

今回連載に登場するのは、当時au oneガジェットの開発に携わっていた、KDDI コンシューマ営業本部 コンシューマパートナー開発部マネージャーの戸村健一氏と、Opera Software International AS アカウントディレクターとしてau oneガジェットの開発をサポートしていた久保芳之氏。Androidに先がけて、携帯電話の待ち受け画面で情報を表示する仕組みを実現した、当時の状況について話を聞いた。

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kakakumag.com

井上 真花(いのうえみか)インタビュアー

投稿者プロフィール

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。日本冒険作家クラブ会員。

長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。

主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。

プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。ライフワークは「1000人に会いたいプロジェクト」

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